松永総研

北浜の虎と呼ばれた男

2017年04月

天然ゴム市場パート7「来週の展望」

 中国当局の規制強化を警戒し、上海総合株価指数が4月14日から24日にかけて5%ほど急落し、中国市場全体の圧迫要因となりました。しかし、上海総合株価指数が4月25日から4営業日連続で上昇したことにより、中国市場の雰囲気が変わり始めたように感じられます。

上海鉄筋が4月19日から8営業日連続で陽線となり、鉄鋼関連銘柄が上昇トレンドに突入しました。しかも、上海鉄筋の4月21日からの6営業日での上げ幅は、2カ月前からの下げ幅の約48%となりました。ここにきて鉄鋼関連銘柄が上昇トレンド入りしたことで、中国の資源銘柄が全面高となりました。こうしたトレンド変化は注目でしょう。

本日は、上海鉄筋が4.4%高、上海熱延鋼板が4%高、大連鉄鉱石が4.4%高で取引を終え、鉄鋼関連銘柄が久々の大幅高となりました。中国工業情報省は24日、政府が求める生産削減や鉄鋼業規範条件に違反したとして、鉄鋼メーカー29社の免許を取り消しました。中国当局が鉄鋼の生産削減に本気で動き出したことに、鉄鋼価格が反応しているようです。本日の売買高は、上海鉄筋で約660万枚、大連鉄鉱石で約276万枚ですから、約77万枚の上海ゴムが鉄鋼関連銘柄の上昇に追随することは仕方がない事かもしれません。

中国の資源銘柄は、鉄鋼関連銘柄を中心として売買高が増加傾向を示しております。その反面、国内市場が来週3日から5連休を迎えることから、国内市場での売買を控える投資家が増えそうです。5月1日の中国市場が労働節で休場となることと、国内市場が5月3日から5連休を迎えることから、。。。。。。。。。。。。。。この続きは、会員の皆様に限定してメールにてお送りしております。
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天然ゴム市場パート5~6

4月28日

天然ゴム市場パート5

 上海ゴムは、後場寄り直後に3.1%高の1万4960元まで急騰し、14:50時点で2.6%高です。。。。。。。。。。。。。。この続きは、会員の皆様に限定してメールにてお送りしております。
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4月28日

天然ゴム市場パート6

 上海ゴムは、12:30ごろに3.1%高の1万4960元まで上昇しましたが、その後、15:15で1.5%高となり、1.7%高で取引を終えました。。。。。。。。。。。。。。この続きは、会員の皆様に限定してメールにてお送りしております。
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天然ゴム市場パート3~4

4月28日

天然ゴム市場パート3

 上海ゴムは、11:30ごろから1万8000元を上回り、2.8%高の1万4935元まで上昇しました。それにより、3カ月前から続く右肩下がりの上値抵抗線を上回りました。それを受けて東京ゴムも12:34時点で5円高の220円まで上昇しました。それにより東京ゴム先限(10月限)は、26日に記録した一代の高値まであと1円幅に迫りました。

 上海総合株価指数は、0.3%安で前場を終えました。その反面、上海鉄筋が3.6%高、上海熱延鋼板が3.7%高、大連鉄鉱石が3.6%高まで上昇して前場を終え、中国の資源銘柄が全面高となりました。鉄鋼関連銘柄は、12時ごろから上昇に転じ、ラスト10分間で上げ足を速めて前場を終えました。
東京ゴムの60分足


4月28日

後場市況1&東京ゴムパート4

 NYダウの電子取引は、6ドル安付近で推移しております。ドル円は、今朝から15銭ほど円高に進みました。日経平均株価は、50円安付近で推移しております。上海総合株価は、0.3%安で前場を終えました。本日の国内マーケットは、北朝鮮問題に圧迫されて少しリスクオフの流れとなっております。

 米国と中国は、共に「北朝鮮が核実験を続ければ、独自制裁を実施する。」との姿勢を示しました。また、トランプ大統領は27日、「北朝鮮の核・ミサイル開発をめぐって膠着状態となれば、同国との大きな紛争が起きる可能性がある。」と述べており、また、「北朝鮮と外交的な解決を望む。」とも述べております。更に、「外交的に解決したいが、非常に困難だ。」とも述べております。一方、中国の王外相は、「北朝鮮半島は、状況が悪化し制御不能となる可能性がある。」と述べております。トランプ大統領が、北朝鮮問題に対して「同国との大きな紛争が起きる可能性がある。」と述べたことは衝撃的でした。

 12:55時点で、東京金9円安、東京白金5円安、東京原油10円安、東京ゴム4.6円高となり、貴金属銘柄と石油製品銘柄が小動きを続ける中、東京ゴムが大幅高となっております。東京ゴムにおけるファンドなど外国商品先物取引会社経由のポジションは、4月12日ごろから売り越しに転じ、その後は売り越しを増やし続け、27日時点で2854枚の売り越しです。そして東京ゴムが220円付近まで上昇したことにより、ファンドなど外国商品先物取引会社経由の3千枚近い売り越しポジションの手仕舞いによる買戻しが加速する可能性も高まってきました。

投資家ポジション

 

 

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天然ゴム市場パート2

 11:00時点では、上海ゴム1.6%高、上海亜鉛0.3%高、上海銅0.1%高、上海鉄筋2.9%高、上海熱延鋼板3%高、上海アスファルト2.4%高、上海鉛1.2%高、大連鉄鉱石1.8%高、大連コークス2.5%高、大連粘結炭2.4%高となり、資源銘柄が全面高です。特に鉄鋼関連銘柄と石炭関連銘柄の上昇が目立ちます。そして、上海ゴムが1万4800元まで上昇したことにより、3カ月前から続く上値抵抗線を上回り始めました。この上海ゴムのテクニカルの変化は注目でしょう。

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原油市場

 NY原油の電子取引は、リビアのシャララ油田の操業再開に圧迫されて一時48.2ドル付近まで下落しましたが、現在は49.3ドル付近まで上昇しており、昨日15:15時比で0.1ドル安です。1カ月ぶりの安値を付けたことで、値ごろ買いが入って安値から戻したようです。

リビア国営石油会社のサナラ会長は27日、日量30万バレルの生産能力を誇る同国主要油田であるシャララ油田が操業再開したことを発表しました。また、日量9万バレルの生産能力のエルフィール油田も操業再開しました。武装グループによるパイプラインの封鎖が解除されたことにより操業再開となりました。同会長は、「リビアの産油量は27日時点で日量約49万1000バレルであり、早急に日量80万バレルまで増やしたい。」と述べております。ちなみに、リビア政府による生産目標は、「8月末までに最大で日量110万バレルまで引き上げる」となっております。

リビアが日量110万バレルまで生産量を増やせば、昨年11月のOPEC総会後から日量80万バレルほどの増産を実施する計算となります。一方、ナイジェリアは、年初からの2か月間で日量75万バレルほどの増産を実施しました。リビアとナイジェリアの増産量が、リビアとナイジェリア以外のOPEC加盟国による協調減産量を上回る勢いです。

リビアとナイジェリアは、度重なる内戦により産油量をこの2~3年間で激減させました。それにより昨年11月のOPEC総会では、協調減産からリビアとナイジェリアだけ除外されました。内戦で産油量が激減したリビアとナイジェリアは、情勢が安定すれば、かなりの増産が可能となります。

天然ゴム市場

 昨日の上海ゴムの夜間取引は、0.1%高で取引を終えました。昨日の中国の夜間取引では、非鉄金属銘柄は小動きでしたが、鉄鋼関連銘柄が全体的に2%高付近まで上昇しました。特に中国の商品先物市場で最大級の売買高を誇る上海鉄筋は、8営業日連続で陽線となり、この6営業日で安値から10%も上昇しております。それにより、鉄鋼関連銘柄が上昇トレンドに突入したようです。中国の資源銘柄の中心的銘柄である鉄鋼関連銘柄が上昇トレンド入りとなれば、上海ゴムも追随して上昇トレンドに突入する可能性があります。昨年の中国の資源銘柄全体の上昇相場をリードし続けてきた鉄鋼関連銘柄の上昇トレンド入りは注目でしょう。

東京ゴムと上海ゴムは、今週になって3か月前から続く右肩下がりの上値抵抗線に触れてから上昇力がなくなってきただけに、この上値抵抗線を突破できるかどうかが気になります。上海ゴムでは、取引中心限月の9月限が1万4800元付近を上回れば、上値抵抗線を超えます。東京ゴムでは、先限で220円付近を上回れば、上値抵抗線を超えます。東京ゴムと上海ゴムが共に3か月前から続く上値抵抗線付近で推移していることから、テクニカル的に緊張する局面にきているようです。


上海ゴムの日足
東京ゴムの日足

 

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