松永総研

北浜の虎と呼ばれた男

2018年01月

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マーケット全体の展望

1月30日

マーケット全体の展望

ゴールドマン・サックスは29日のレポートで、「今後数カ月に世界の株式相場が10%~20%下落する兆候がある。ゴールドマンのリスクテーク意欲指数は過去最高水準にあり投資家の楽観の高まりを示している。調整が長期化したり、そのまま弱気相場入りするとは考えていない。」との見方を示しました。テクニカル的には、20%以上の下落を「弱気相場入り」としております。

NYダウは、2016年秋の米大統領選後から8000ドルほど上昇し、1月26日時点で2万6616ドルまで上昇しました。高値から10%の下落は2万3954ドル、高値から20%の下落は2万1292ドルとなります。そして昨日の終り値が2万6439ドルです。高値から10%の下落ならあと2485ドルの下落となり、高値から20%下落ならあと5324ドルの下落となる計算です。

昨日のNYダウが177ドル安となり、現在のNYダウの電子取引が150ドル安付近で推移しております。NYダウの電子取引が2日間で327ドル程度下落しただけで、本日の日中取引で東京ドバイ原油が1000円安、東京金が53円安、東京白金が48円安となりました。これからNYダウが2485ドル~5324ドルほど下落するとしたら、東京ドバイ原油や東京金、東京白金がどれだけ下落するかを予想することも必要かもしれません。

世界最大の投資銀行であるゴールドマン・サックスが株式市場に対する下落見通しを示したその日からNYダウが下落に転じたことは注目でしょう。また、バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチの先週末の調査リポートで、「同社のブル・ベア指標が2013年3月以降で最も強い売りシグナルを示している。第1四半期(1~3月期)の株式市場では、少なくとも米S&P500種株価指数で戦術的な撤退が起きる公算が大きい。」と指摘した翌営業日からNYダウが下落に転じたことも注目でしょう。やはり、ゴールドマン・サックスやバンク・オブ・アメリカ・メリルリンチなどの大手投資銀行の影響は大きいというところでしょうか。ここは、マーケット全体でリスクオフの流れが強まると考えるべきかもしれません。

天然ゴム市場

1月30日

天然ゴム市場

 昨日のタイのRSS3号現物価格は、キロ当たり50.07バーツまで下落しました。これを円換算すると、50.07バーツ×3.4558バーツ=約173円です、これにキロ当たりの輸入諸経費を8円で計算すると、輸入採算価格がキロ当たり181円となります。それに対して東京ゴム当限が8円ほど割高、東京ゴム先限が16円ほど割高となる計算です。産地現物価格が下落したことにより、産地現物価格と東京ゴムとの価格差が再び拡大しました。東京ゴム先限が輸入採算価格を16円ほど上回っているのですから、「東京ゴム先限の下げ余地は大きい」と考えるべきかもしれません。

後場市況3

1月30日

後場市況3

トランプ大統領は先週、「インフラ計画が実際には1兆7000億ドルに達するだとう。」と述べ、30日の一般教書演説への期待が高まりました。1兆7000億ドルのインフラ策を実施するために10年間で2000億ドルの連邦政府資金を捻出し、州や地方自治体、民間部門に1兆5000億ドルの捻出を見込む必要があります。州や地方自治体、民間部門に1兆5000億ドルの捻出を見込むことに対して疑惑的な見方も多いようです。しかも、米政府関係者は29日、トランプ大統領のインフラ計画について、30日の一般教書演説で概要が示されるものの、詳細の発表は2月半ばになるとの見通しを明らかにしました。そうなると、1兆7000億ドルのインフラ策に対する重要な部分は、30日の一般教書演説で説明されないままとなり、投資家の失望を誘う可能性が高まってきました。そうしたことを背景に昨夜のNYダウが約5カ月間で最大の下げとなる177ドル安となり、現在のNYダウの電子取引が200ドル強の下落となっているようです。ここにきてマーケット全体の流れが変化してきたように感じられます。

後場市況2

1月30日

後場市況2

 NYダウの電子取引は、今朝7時ごろに40ドル高付近まで上昇しましたが、12時半ごろから急落し、13:30時点で240ドル安付近まで下落しております。昨夜のNYダウが177ドル安となり、約5カ月間で最大の下げ幅を記録しました。しかし、現在のNYダウの電子取引が240ドル安となっており、2営業日で177ドル+240ドル=417ドルも下落したことになります。

 13:30時点で東京ドバイ原油800円安、東京金44円安、東京白金47円安です。日経平均株価も350円安まで急落して5営業日続落となりました。ここにきてマーケット全体の雰囲気が急速に変化してきたようです。

 バンク・オブ・アメリカ・メリルリンチのブル・ベア指標が2013年3月以降で最も強い売りシグナルを示し、ゴールドマン・サックスのクロスアセット指標が先1991年の算出開始以降で最高に達したのですから、そろそろ米国株の高値維持も限界に達したのかもしれません。それにより、原油や金、白金などこれまで上昇力を強めてきた銘柄が下落基調を強める可能性も高まってきました。

原油市場パート4

1月30日

原油市場パート4

 日経平均株価が13:00時点で318円安まで急落しております。また、東京ドバイ原油が13:00時点で820円安まで下落しております。それにより年初から狭い範囲でのボックス圏相場を続けてきた日経平均株価と東京ドバイ原油が同時に「保合い下放れ」となってきました。しかも、NYダウの電子取引が180ドル安付近まで下落しております。ここにきてマーケット全体の雰囲気が変わり始めたようです。

 

日経225の日足東京ドバイ原油の日足2

 

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後場市況1

1月30日

後場市況1

 NYダウの電子取引は、今朝7時ごろに40ドル高付近まで上昇しましたが、12時半ごろから下げ足を速め、12:50時点で180ドル安まで急落しております。この30分間でNYダウの電子取引が急落し、マーケット全体でリスクオフの流れが強まってきました。それに伴い東京ドバイ原油も800円安付近まで急落しており、東京金と東京白金が共に40円安付近まで下落しております。ここにきてリスクオフの流れが強まってきたようです。30日の一般教書演説でインフラ策の詳細が発表されないとの観測が強まり、利益確定の売りが強まってきたようです。

原油市場パート3

1月30日

原油市場パート3

日経平均株価は、12:35時点で210円安の2万3418円まで下落しております。日経平均株価は、1月5日から狭い範囲での横ばいを続けておりましたが、本日になって1月5日の安値(2万3520円)を割り込んだことを受けて、「保合い下放れ」の可能性が高まってきました。

東京ドバイ原油は、年初から狭い範囲でのボックス圏相場を続けておりましたが、12:35時点で690円安の4万4120円まで下落し、年初来安値を更新したことを受けて、「保合い下放れ」の可能性が高まってきました。

NYダウの電子取引は、今朝7時ごろに40ドル高付近まで上昇しましたが、10分ほど前か急落に転じ、12:35時点で65ドル安まで下落しました。

 ここにきてNYダウの電子取引の下げ足が速まり、日経平均株価と東京ドバイ原油が年初からのボックス圏相場から「保合い下放れ」の様相を呈してきました。30日の一般教書演説を前にして、ここにきてマーケット全体でリスクオフの流れが強まってきたようです。ここは、「保合い放れに付け」という相場格言通りに、東京ドバイ原油に対して弱気な見方も一考ではないでしょうか。

みんコモコラムアワード2015
ColumnAward 2015特別賞

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