松永総研

北浜の虎と呼ばれた男

2019年10月

金市場

10月31日

金市場

 NY金の電子取引は、FRBによる利下げ発表を受けて、今朝3時頃から一時1983ドルまで13ドルほど急落する場面もありましたが、今朝4時半後頃には利下げ発表前の水準より2ドルほど高い水準まで上昇し、その後は小動きを続けております。

本日早朝のFOMCでは、大方の予想通りに政策金利の0.25%引き下げが発表されました。その後のパウエルFRB議長声明では、これまでの「適切に行動する」という文言が削除され、利下げを今後休止する可能性があることを示唆しました。さすがに政策金利が1.5~1.75%にまで引き下げたので、ここからはよほど深刻な景気後退とならない限りは追加利下げには応じないのかもしれません。利下げを実施すれば、「マネーの過剰流動」が進むことで金融市場全体が活性化し、株式市場を押し上げることが出来ます。しかし、政策金利が低ければ、不況に陥った時の「利下げによる緩和政策」の効果が限定的となるので、利下げは現在の金融市場からは好まれても、将来の金融市場の不況からの回復力を低下させることになる「諸刃の剣」といえます。

米10年債価格は、今朝の利下げ発表を受けて0.3ドルほど急落しかしたが、その後すぐに0.5%ほど上昇して一時129.7ドル付近まで上昇し、今朝のNY金と同じような値動きとなりました。しかし、現在の米10年債価格は、129.5ドル付近まで失速しております。この米10年債価格が129ドル台を割り込むことになれば、NY金が「三角保合い」から下放れとなる可能性も高まります。

FRBが7月から3度にわたる利下げを実施し、利下げ観測の高まりを受けてNY金が6月頃から大きく上昇しました。しかし、「今回の利下げでしばらくは利下げが打ち止めとなる」との観測が高まってきましたので、金利低下が好感される金相場のトレンドが転換する可能性も出てきました。特に11月になって米中通商交渉の部分合意が調印されることになれば、金相場が下落トレンド入りとなる可能性も高まります。

NY金は、「三角保合い」を形成しております。そして、ここにきて「右肩下がりの上値抵抗線」と「右肩下がりの下値抵抗線」が交わる寸前となってきましたので、そろそろ「三角保合いからの下放れ」に警戒する必要もありそうです。
NY金の日足

 

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トウモロコシ市場

10月31日

トウモロコシ市場

 アイオア州の本日の最低気温がマイナス4℃、明日がマイナス6℃となる見通しであり、本日は降雪予報となっております。イリノイ州では、明日の最低気温がマイナス3℃となり、降雪予報です。ネブラスカ州は、本日の最低気温がマイナス5℃となり、降雪予報となっております。ミネソタ州では、11月1日が降雪予報となっております。米国のトウモロコシ生産量の1位がアイオア州、2日がイリノイ州、3位がネブラスカ州、4位がミネソタ州です。ここにきての米穀倉地帯中部での降雪予報は気になります。

  米農務省は10月16日、「ミネソタ州とサウスダコタ州で雪が降ったことを受けて、それら2州のトウモロコシと大豆の収穫面積に関する追加情報をまとめる。」と発表しました。その後も米穀倉地帯北部で降雪がありました。そして、ここにきて米穀倉地帯中心部でも降雪が確認されることになりました。今月になって北極振動が活発化しており、それに伴って北極圏から米国に向けて南下する寒波が増えております。それにより、米農務省が来週末8日に発表する「11月の需給統計」では、米国産トウモロコシの収穫面積見通しや生産高見通し、単収などが下方修正される可能性も高まってきました。それによりシカゴコーンや東京トウモロコシは、来週末の「11月の需給報告」の発表に向けて堅調地合いを続けることも予想されます。

天然ゴム市場パート4

10月31日

天然ゴム市場パート4

 東京ゴムRSS3におけるファンドポジションや投資家ポジションが今月中旬から大きく変化しており、それと共に東京ゴムRSS3の上昇基調が強まってきました。

東京ゴムRSS3におけるファンドポジションは、10月16日時点で「5401枚の売り越し」でしたが、昨日時点で「2685枚の売り越し」となり、テクニカルの大きな変化を受けて「手仕舞いの買戻し」を加速させております。

 一方、東京ゴムRSS3における投資家ポジションは、10月9日時点で「2079枚の買い越し」でしたが、今週29日から売り越しに転じ、昨日時点で「383枚の売り越し」となり、値ごろ売りを増やし始めました。

 東京ゴムRSS3における当業者ポジションは、8月26日時点で「2656枚の買い越し」であり、9月20日時点でも「2615枚の買い越し」であり、昨日時点でも「2658枚の買い越し」です。当業者ポジションは、7月31日から買い越しに転じ、その後は一定の買い越しポジションで居座っております。

東京ゴムRSS3が月初の安値から15円ほど上昇し、それを受けてファンドポジションや投資家ポジションが大きく変化したものの、それでも当業者ポジションが一定の買い越し枚数を崩さないことは、当業者なりに大きな理由がありそうです。

昨日のタイ・バンコクのRSS3現物価格がキリ当たり44.35バーツ(約160円)であり、キロ当たりの輸入諸経費を8円で計算すれば、輸入採算価格が約168円となります。その水準を東京ゴムRSS3の期近限月が大幅に下回っている状態が続いているので、東京ゴムRSS3市場で当業者の多くが大量買い越しポジションを崩さないことも当然かもしれません。

東京ゴムRSS3におけるファンドや当業者のポジション

天然ゴム市場パート3

10月31日

天然ゴム市場パート3

 タイ政府は、「中国本土の自動車販売は、米中貿易戦争により15か月連続で前年を下回った為に、タイの天然ゴム農民は生計を保証できなくなった。中国への天然ゴムの輸出額は、昨年の1~9月は620億バーツでしたが、今年の1~9月は390バーツにまで減少した。昨年、ワシントンと北京が一連の関税を徴収し始めて以来、ゴムに対する中国の需要は激減しております。タイの天然ゴム農家は、米中貿易戦争の最大の犠牲者です。」と指摘し、240億バーツ(約874億円)の所得保証補助金を承認しました。

 東京ゴムが昨年11月に150円台にまで下落し、その時にタイ政府が決定した所得保証補助金の規模は180億バーツでした。そして東京ゴムRSS3が今月になって1年ぶりに150円台まで下落し、タイ政府が240億バーツもの所得保証補助金を承認しました。昨年11月に比べて今回の所得保証補助金が3割強も増加したのは、タイ政府が米中貿易戦争の影響を考慮したからのようです。タイ政府が、「タイの天然ゴム農家は、米中貿易戦争の最大の犠牲者です。」と指摘していたことは印象的です。しかも。。。。。。。。。。。。。。この続きは、会員の皆様に限定してメールにてお送りしております。
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天然ゴム市場パート2

10月31日

天然ゴム市場パート2

タイの内閣は10月15日、ゴム生産者に対する第1期の所得保証補助金240億バーツ(約874億円)の予算を承認しました。この所得補償助成金は、140万人の天然ゴム農家が来年3月までの6か月間安定した収入を確保することを目指す為に利用されます。この政府の補助金制度は、プレミアムグレードのゴムシートの価格を1キロあたり60バーツ、ラテックス1キロあたり57バーツ、カップ塊1キロあたり23バーツを保証するためのものです。

昨日時点でのタイ・バンコクのRSS3(シートゴム)はキロ当たり44.35バーツですので、天然ゴム納会は今回決定した所得保証補助金を受け取ることが出来ます。現在のRSS3の産地現物価格が3割ほど上昇しても、生産農家は所得保証補助金を受け取ることが出来るほどです。今回決定した879億円規模の所得保証補助金の決定により、タイの天然ゴム生産農家が無理して安売りすることは無くなりそうです。

タイ政府は昨年11月、180億バーツ(当時で約615億円)の所得保証補助金を決定しました。それにより、昨年11月21日時点で151円まで下落していた東京ゴムRSS3は、3か月後には209.5円まで58.5円幅も大幅上昇したという経緯があります。しかも。。。。。。。。。。。。。。この続きは、会員の皆様に限定してメールにてお送りしております。
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 東京ゴムの日足2

 

 

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天然ゴム市場

10月31日

天然ゴム市場

 東京ゴムRSS3は、10月3日に年初来安値となる154.3円を記録しましたが、その後は一本調子な上昇基調を続けており、本日9:22時点で0.7円高の173.7円です。東京ゴムRSS3は、6月頃から「右肩下がりの上値抵抗線」と「右肩下がりの下値抵抗線」を形成しながら3か月半も下落トレンドを続けました。しかし、今月上旬からは、「右肩上がりの上値抵抗線」と「右肩上がりの下値抵抗線」を形成しながら安定した上昇基調を続けております。1~6月の天然ゴムの世界需給が「108万トンの供給不足」となり、たった半年間で「年間生産量の1割に匹敵する規模の供給不足」となったのですから、東京ゴムRSS3の上昇基調はしばらく続きそうです。しかも、現在のタイ・バンコクのRSS3現物価格が生産コストとされる50バーツを5.7バーツ(約20円)ほど下回っているので、産地現物価格が生産コストを上回ることも時間の問題かもしれません。しかも、11月には主生産国による3カ国会合が開催されて、「天然ゴムの価格テコ入れ策」が話し合われる見通しです。昨年末からの天然ゴムの価格変動は、主生産国による価格テコ入れ策と密着な関係があります。。。。。。。。。。。。。。この続きは、会員の皆様に限定してメールにてお送りしております。
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東京ゴムの日足2


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原油市場

10月31日

原油市場

 昨夜のNY原油は、米原油在庫の大幅増加に圧迫されて下落しました。昨夜発表されたEIA週間石油在庫統計は、原油が50万バレル増予想に対して570万バレル増、ガソリンが220万バレル減予想に対して300万バレル減、ディスティレートが235万バレル減予想に対して100万バレル減となり、クッシング原油が160万バレル増となりました。製油所稼働率は、2.5%上昇の87.8%です。米原油生産は、前週比変わらずの日量1260万バレルです。原油輸入量(ネット輸入量)は、119万6000バレル増の日量337万バレルとなりました。

 先週発表の米原油在庫が170万バレル減となりましたが、それは米原油輸入量(ネット輸入)が今季最低となる日量217万4000バレルまで減少したことが原因でした。今回の発表で原油輸入量(ネット輸入量)が日量337万バレルまで増加しましたが、この水準はこの時期としては平均的な数値です。この原油輸入量(ネット輸入量)は、冬場のエネルギー需要の最盛期となる12~1月に日量5000万バレル付近まで増加します。製油所稼働率が87.8%となりましたが、こちらも12~1月頃には96%付近まで上昇します。

 NY原油は、22日から4日続伸となりましたが、28日からは3日続落となりました。現在のNY原油が55ドル付近まで下落してきましたが、NY原油の過去3カ月間の平均的な水準が55ドル付近なだけに、現水準は居心地の良い水準かもしれません。目先的には、。。。。。。。。。。。。。。この続きは、会員の皆様に限定してメールにてお送りしております。
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原油市場

10月30日

原油市場

 NY原油は、24日まで4日続伸となりましたが、28日からは2日続落となりました。今朝発表されたAPI週間石油在庫統計は、原油が50万バレル増予想に対して70万バレル減、ガソリンが220万バレル減予想に対して470万バレル減、ディスティレートが235万バレル減予想に対して160万バレル減となり、クッシング原油が120万バレル増となりました。先週の週間石油在庫統計での原油在庫は、APIが450万バレル増でしたが、EIAは170万バレル減でした。それを受けて今週のAPIが70万バレル減となったようです。

 NY原油のこの1カ月間の値動きが「52~57ドルの範囲内での小動き」です。サウジアラビアの原油施設がドローンや巡航ミサイルの攻撃を受けて9月16日と17日の原油価格が高騰しましたが、その2日間を除くと、NY原油は3カ月間ほど「52~57ドルの範囲内での小動き」を続けていることになり、52~57ドルの範囲は居心地が良い水準となっているようです。52~57ドルの範囲内から保合い放れするには、何か大きな「サプライズ材料」が必要となりそうです。

 

 NY原油の日足

 

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みんコモコラムアワード2015
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