松永総研

北浜の虎と呼ばれた男

エネルギー

原油市場パート2

 NY原油の電子取引は、昨日24時ごろに47.1ドル付近まで下落しましたが、現在は48.2ドル付近まで上昇しております。米原油在庫の減少予想が好感されているようです。週間石油在庫統計に対する市場予想は、原油が350万バレル減です。

米製油所稼働率は、エネルギーの不需要期となる10月ごろと2月ごろに84~85%付近まで低下する傾向があります。そして、エネルギー需要のピークとなる8月ごろと1月ごろに94~96%付近まで上昇する傾向もあります。 今年の米製油所稼働率は、2月中旬に84%付近まで低下しましたが、6月26日時点で95%まで上昇し、この時期としてはかなり高い数値となっており、昨年夏場の最高値を上回っております。製油所稼働率がここまで上昇すると、米原油在庫が減少傾向を強める要因となります。それにより、毎週発表されるEIA週間石油在庫統計に向けては、原油市場に対して強気有利となる可能性もあります。

米原油在庫のグラフを見ると、4月ごろから安定した減少傾向を続けていることが伺えます。米製油所稼働率が4月21日時点で94%付近まで上昇していることを受けて、米原油在庫が4月ごろからかなりのハイペースで減少傾向を続けているようです。4月からの製油所稼働率の高まりは、米エネルギー需要の堅調さを示しているようです。


製油所稼働率
米原油在庫

原油市場

 NY原油の電子取引は、昨日24時ごろまで47.2ドル前後で推移しておりましたが、今朝5時頃に一時48.4ドルまで上昇し、現在は48ドル付近で推移しております。ドル円は、今朝から30銭ほど円安に進み、昨日15:15時点と同水準です。10:15時点での東京原油は、200円高です。在庫減少観測により、NY原油の電子取引が強含みとなってきました。

週間石油在庫統計に対する市場予想は、原油350万バレル減、ガソリン60万バレル増、ディスティレート30万バレル増です。製油所稼働率は、前週と変わらず予想の95%です。

複数のOPEC加盟国がカタールとの国交断絶をしたことを受けて、OPECの協調体制への不透明感が原油価格を圧迫しました。しかし、そうした見方は行き過ぎとの観測も高まってきたようです。

原油市場

 NY原油の電子取引は、リビアの増産報告を受けて一時47.6ドル付近まで下落しましたが、その後、サウジアラビアやロシアの高官発や今朝発表されたAPI週間石油在庫統計などが好感され、現在は48.9ドル付近で推移しております。

 今朝発表されたAPI週間石油在庫統計は、原油870万バレル減、ガソリン170万バレル減、ディスティレート12万バレル増となり、クッシング原油が75万バレル減でした。米原油在庫が大幅減少となったことが目立ちました。。。。。。。。。。。。。。この続きは、会員の皆様に限定してメールにてお送りしております。
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原油市場パート3&金市場パート2「イスラエルの米大使館移転問題」

 トランプ大統領の中東諸国への外遊が終了しました。そして、「イスラエルの米大使館のエルサレム移転案」に対してオバマ前大統領が最後に署名した「半年間の凍結案の大統領令」が今月末で効力を失います。それに対して、トランプ大統領が今月末までに「半年間の凍結案の大統領令」に署名するかどうかに注目が集まっております。

 トランプ大統領の娘のイバンカ氏は、結婚してイスラム教に改教しており、その夫のクシュナー氏は、正当イスラム教徒です。そしてイバンカ夫妻は、昨年の米大統領選でユダヤ票を多く集めた時の公約の1つが、「イスラエルの米大使館のエルサレム移転」でした。そして、イバンカ氏は、僅差で大統領選を制した功労者とされております。更に、シュクナー氏は大統領上級顧問であり、イバンカ氏は大統領補佐官です。

 トランプ大統領は、今回の中東外遊で「中東平和」と何度も述べておりましたが、イスラエルとパレスチナの訪問では、かなり態度が違ったようです。トランプ大統領は、イスラエルでの演説で、「私の政権は常にイスラエルの側に立つ」と述べ、ネタニヤフ首相や聴衆の喝采を浴びました。一方、パレスチナ訪問では、パレスチナ側の最も関心が深い「2国共存」と「ヨルダン川西岸のユダヤ人入植問題」に付言しませんでした。

トランプ大統領は、2月のイスラエルとの首脳会談で「イスラエルとパレスチナの2国共存にこだわらない。」と述べました。歴代米大統領で初めて「2国共存にこだわらない」と述べたことにより、「イスラエルの米大使館のエルサレム移転」の可能性が高まりました。トランプ大統領は、今回の中東外遊で、中東平和を求める発言を多用しているものの、イスラエルとパレスチナの訪問では、かなり温度差が大きかったようです。トランプ大統領が、「イスラエルの米大使館のエルサレム移転案」に対する「半年間の凍結案の大統領令」に今月中に署名しなければ、テルアビブにある米大使館のエルサレム移転の作業が始まります。そうなれば、中東の地政学的リスクが高まり、原油や金が上昇する可能性も高まります。これからの中東の地政学的リスクに注目して原油相場や金相場を考えることも一考かもしれません。

原油市場パート2

 OPEC総会がオーストリアのウィーンで先週25日に開催されました。OPEC総会の開始10分間でブレント原油とNY原油が1.8ドル幅ほど急落することになり、短期筋に狙い撃ちされたような展開となりました。総会開始から7時間ほど経過すると、OPECから「協調減産の9カ月延長合意」が公表されましたが、「ノーサプライズ」が嫌気され、原油価格が更に下落しました。しかし、翌26日のNY市場では、「前日の下落は行き過ぎ」との見方から、NY原油が49.8ドルまで戻しました。

 NY原油は、5月5日の安値(43.8ドル)から25日の高値(52.0ドル)まで8.2ドル幅も上昇基調を続けていたことから、それを短期筋に狙い撃ちされたようです。しかし、その翌日に50ドル付近まで戻したことから、5月上旬からの上昇基調に対する「初押し完了」となった可能性もあります。しかも、NY原油におけるファンドの買い越し枚数が2月から5月にかけて4割ほど減少しており、5月9日時点と5月16日時点で年初来最低の買い越し枚数を記録し、5月23日時点で「前週比4万4037枚増の37万2989枚」にまで増加したことから、玉整理一巡してファンドが再び買い越し枚数の積み上げに動き出したようです。あとは、4月から安定した減少傾向を示している米原油在庫が今後も減少傾向を強めれば、NY原油が50ドル台後半を目指す可能性もあります。

 米製油所稼働率は、エネルギー需要の不需要期である2月に84.3ポイントまで低下して年初来最低となりましたが、5月19日時点で93.5%まで上昇し、昨年の最高値(9月2日の93.7%)にあと0.2%まで迫りました。エネルギーの不需要期のピークが2月、需要期のピークが8月となることから、製油所稼働率は、2月ごろから8月ごろにかけて上昇基調を続ける傾向もあります。しかし、現時点で93.5%まで上昇することは極めて稀であり、米エネルギー需要の好調さが伺えます。しかも、先週27日からのメモリアルデーによる3連休から米国のドライブシーズンが始まりました。そして、アジアや中南米向けの米国産原油輸出が増加傾向を示しております。こうしたことを背景として、今後の米原油在庫が安定した減少傾向を続ける可能性も高まっております。

一方、昨年11月のOPEC総会後から安定した増加傾向を続けてきた米原油生産と米オイルリグ数は、今月になって増加ペースがかなり鈍ってきました。ファンドの買い越し枚数が2週連続で年初来最低を記録したほどファンドの買い意欲が低下していように、米シェールオイル開発業者の増産意欲もかなり低下してきたようです。こうした背景を考えれば、原油市場に対する強気な見方も一考かもしれません。
NY原油の日足
NY原油の日足

 

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原油市場&天然ゴム市場

5月29日

原油市場

 先週末のNY原油は、前日のOPEC総会を受けた大幅下落が行き過ぎとの見方から、大きく買われました。。。。。。。。。。。。。。。この続きは、会員の皆様に限定してメールにてお送りしております。
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米オイルリグ数
ファンドポジション


5月29日

天然ゴム市場

 上海ゴムの先週末の夜間取引は、端午節により休場となりました。上海ゴムの日中取引は、端午節により28日(日)~30日(火)が休場となります。。。。。。。。。。。。。。この続きは、会員の皆様に限定してメールにてお送りしております。
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投資家ポジション






原油市場

 来週29日(月曜日)のメモリアルデーにより、米市場が明日から3連休入りとなります。そして、メモリアルデーの3連休から米国で「ドライブシーズン」が始まります。そうした春の行楽需要を背景に、米原油在庫が減少傾向を強める可能性も高まっております。

 米原油在庫は、4月ごろから安定した減少傾向を続けております。そして、米製油所稼働率は、エネルギー需要の不需要期である2月に84.3ポイントまで低下して年初来最低となりましたが、5月19日時点で93.5%まで上昇しております。米国などの北半球では、エネルギー需要のピークとなる8月ごろにかけて製油所稼働率が上昇傾向を続けます。しかし、すでに5月19日時点で93.5%まで上昇しており、昨年の最高値(9月2日の93.7%)にあと0.2%まで迫っております。

 この時期に米製油所稼働率が93%台にまで上昇していることは、かなり珍しいことであり、米エネルギー需要の堅調さが伺えます。そして、アジアや中南米向けの米国産原油輸出が増加傾向を示しております。こうした背景から、米原油在庫の減少傾向が加速する可能性も出てきました。

 昨日のOPEC総会では、「9カ月の延長合意」となりましたが、ノーサプライズが嫌気され、NY原油が大幅下落となりました。協調減産の来年3月以降の方針や、協調減産量に対する今後の方針などに付言しなかったことが嫌気されたようです。

昨日の取引で気になったことは、日本時間で17時(OPEC総会開催地のウィーン時間でAM10時)からの10分間で、NY原油の電子取引とブレント原油が共に1.8ドル幅ほど急落したことです。OPEC総会の開始と共に原油市場に大量売りが出てきたことを考えると、短期筋が勝ち構えて大量売りを行ったようです。明日から米国市場が3連休となることから、3連休明けのNY原油市場では、冷静になって「協調減産の9カ月延長の効果」に対する注目が高まる可能性もありそうです。

原油市場

 オーストリアのウィーンでOPEC総会が本日開催されます。。。。。。。。。。。。。。この続きは、会員の皆様に限定してメールにてお送りしております。
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ColumnAward 2015特別賞

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