松永総研

北浜の虎と呼ばれた男

ゴム

天然ゴム市場

12月11日

天然ゴム市場

タイの天然ゴム輸出大手5社は11月20日、最低価格を設定して天然ゴム農家を支援するというタイ政府の要請に同意しました。昨日のタイ・バンコクのRSS3現物価格は、キロ当たり44.21バーツですので、あと4.21バーツ下落すると、タイの輸出大手5社が設定した最低価格と同値になります。一方、昨日のタイ・バンコクのTSR20現物価格がキロ当たり41バーツですから、あと4バーツ下落すると、タイの輸出大手5社が設定した最低価格と同値になります。タイゴム輸出業大手のハルシオン・アグリとスリトラン・アグロインダストリーの2社による天然ゴム生産だけでも、世界生産の約20%を占めます。タイの輸出大手5社が天然ゴムの最低価格を設定した影響力の大きさに注目するべきかもしれません。そして、タイ政府とインドネシア政府が単独で天然ゴムの価格テコ入れ策を表明したことを考えると、今月16日に開催される国際3カ国協議会で話し合われる「天然ゴムの輸出削減策」が合意される可能性も高そうです。

天然ゴム市場パート1~2

12月10日

天然ゴム市場

 東京ゴムTSR20は、9時半ごろからの10分間で3円幅ほど急落しましたが、その後はじり高に転じ、11時時点で0.4円安です。東京ゴムが突如として短時間で大幅下落する時は、ファンドのまとまった売り玉が原因となるケースも多いようです。先週末のNYダウの大幅安や、今朝からのNYダウ先物の下落、今朝からの円高の流れなどを受けて、ファンドが週明けから売り圧力を強めたのかもしれません。それでも安値からすぐに戻してくるあたりは、商社など当業者の買い意欲が高まっているからかもしれません。

 東京ゴムTSR20におけるファンドなど外国商品先物取引会社経由のポジションは、10月20日時点では「407枚の売り越し」でしたが、12月7日時点で「1158枚の売り越し」であり、ファンドの売り乗せが続いております。一方、東京ゴムTSR20における商社など当業者のポジションは、11月20日時点は「589枚の売り越し」でしたが、10月29日時点で「166枚の買い越し」へと短期間でポジションが急変しました。タイの天然ゴム輸出大手5社が天然ゴムの最低価格を設定したことを受けて、東京ゴムTSR20における商社など当業者のポジションが短期間で急変したことは注目でしょう。

 先月下旬よりタイ政府とインドネシア政府が天然ゴムの価格テコ入れ策を発表しました。そして、国際3カ国協議会が今月16日に迫っているだけに、国際3カ国協議会で3カ国共同での価格テコ入れ策が打ち出される可能性に注目することも一考かもしれません。

12月10日

天然ゴム市場パート2

インドネシアの貿易当局者は先週、12月16日に開催される国際3カ国協議会で天然ゴムの輸出削減策が話し合われることを伝えております。

2016年2月に開催された国際3カ国協議会では、タイとインドネシア、マレーシアが3月から8月までの6ヵ月間で61万5000トンの天然ゴム輸出を削減することで合意しました。その内訳は、タイ30万7500トン、インドネシア23万8000トン、マレーシア6万9500トンで、月平均10万2500トンの輸出削減を行うというものでした。それにより2016年2月に一時144.5円まで下落していた東京ゴムRSS3は、2か月後に205.1円まで60円幅ほど急騰した経緯があります。それだけに、今月16日の国際3カ国協議会で輸出削減策が決定すれば、東京ゴムが再び大幅高となる可能性もあります。ここは、東京ゴムに対する強気な見方も一考ではないでしょうか。

東京ゴムRSS3の月足



 

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天然ゴム市場の総括

下記のコメントは、先週配信しました週間レポートの一部コメントです。参考にどうぞ

天然ゴム市場の総括

 

 タイ政府は11月20日、天然ゴム価格の低迷による影響を緩和する為に180億バーツ(約615億円)の助成金を承認し、同日にタイ大手ゴム輸出業者5社が1キログラムにつき37バーツ(RSSは40バーツ)で天然ゴム価格を保証することによってゴム栽培者を助けるために政府と協力することに同意しました。これを受けて10月上旬から下落基調を続けてきた東京ゴムのRSS3とTSR20が上昇基調に転換しました。そして、インドネシア政府は11月26日、市場価格より高い値段で天然ゴムを農家から買い取り、買い上げた天然ゴムを道路建設に使用することを発表しました。これを受けて天然ゴム市場が堅調地合いを強めました。タイ政府やインドネシア政府が天然ゴムの価格テコ入れに動き出したことで、天然ゴム市場の雰囲気が一変しました。

 東京ゴムTSR20における商社などの当業者のポジションは、10月9日の新規上場以降から売り越し枚数を増やし続け、11月20日9時点で589枚の買い越し枚数となりました。しかし、11月22日から買い越し枚数が急減に減少し、11月29日から買い越しに転じました。東京ゴムTSR20における売り大手となっていた商社など当業者のポジションは、タイ政府による価格テコ入れ策の発表やタイ大手ゴム輸出業者5社による最低価格の設定合意を受けて急激に変化しました。

 12月5日時点でのタイのRSS3現物価格は、キロ当たり44.07バーツですが、それに対してタイ大手ゴム輸出業者5社が設定した最低価格は40バーツです。一方、12月5日時点でのタイのTSR20現物価格は、キロ当たり41.0バーツですが、それに対してタイ大手ゴム輸出業者5社が設定した最低価格は37バーツです。それにより、タイのRSS3現物価格やTSR20現物価格があと4バーツ(約13.7円)ほど下がれば、タイ大手ゴム輸出業者5社が設定した最低価格の水準まで下落することになります。それにより、「天然ゴムの下値は限定的」との見方から、東京ゴムTSR20における商社など当業者のポジションは、売り大手からたった6営業日で買い越しに転じたようです。しかも。今月16日の国際3カ国協議会で「3カ国両道での価格テコ入れ策」が決定する可能性もあるだけに、ここは、東京ゴム市場に対する強気な見方も一考かもしれません。

 


天然ゴム市場

12月7日

天然ゴム市場

 東京ゴムTSR20における商社など当業者のポジションは、11月20日時点で「589枚の売り越し」であり、1か月間ほどあまり変化しませんでした。しかし、11月29日時点で「166枚の買い越し」へと変化し、たった6営業日で商社のポジションが急変しました。

11月20日には、タイ政府が天然ゴム農家に対する180億バーツ(約615億円)の助成金を承認し、タイ輸出大手5社が最低価格を設定するというタイ政府の要請を承諾しました。それを受けて東京ゴムTSR20における商社など当業者のポジションが短期間で激変することになったようです。その後、インドネシア政府が市場価格より高い値段で天然ゴムを農家から買い取り、買い上げた天然ゴムを道路建設に使用することを発表しました。また、タイゴム委員会の天然ゴム価格テコ入れ策がタイ議会で承認されました。この流れでは、今月16日の国際3カ国協議会では、タイとインドネシアとマレーシアによる価格テコ入れ策が合意される可能性も高そうです。国際3カ国協議会までの東京ゴムの取引日数は、あと5営業日しかないので、今のうちに東京ゴムの安値を拾うことも一考かもしれません。

天然ゴム市場

12月6日

天然ゴム市場

 今月の天然ゴム市場の最大の注目は、12月16日にマレーシアで開催される国際3カ国協議会(ITRC)となりそうです。タイとインドネシアとマレーシアの代表が集まり、天然ゴム価格に対して話し合われます。この3カ国の天然ゴム生産量は世界生産の7割を占めるだけに、国際3カ国協議会の天然ゴム価格に与える影響は絶大です。

タイ政府は11月20日、天然ゴム価格の低迷による影響を緩和する為に180億バーツ(約615億円)の助成金を承認しました。これにより100万人の天然ゴム農家と30万人のラバータッパー(タッピング作業者)が恩恵を受けるそうです。タイの農業大臣は、「数週間後に予定されている閣議後から天然ゴム農家約100万人が助成金プログラムを受けることが出来る。」と述べました。1ライは1600㎡です。そして、大手ゴム輸出業者5社は、1キログラムにつき37バーツで天然ゴム価格を保証することによってゴム栽培者を助けるために政府と協力することに同意しました。燻製シートゴム(RSSゴム)に関しては、キロ当たり40バーツを保証することに合意しました。

タイゴム委員会の天然ゴム価格テコ入れ策がタイ議会で11月30日に承認されました。タイの農業省と陸軍工学部、土木工学都市計画部、高速道路部、農村部、地方行政部が合同で「One Village One Kilometerプログラム」という道路建設マニュアルを作成しました。これにより計画的に天然ゴムが道路建設で使用されることになります。このマニュアルでは、道路1km当たり10~12kgの天然ゴムが使用されることになるそうです。

インドネシア政府は11月26日、市場価格より高い値段で天然ゴムを農家から買い取り、買い上げた天然ゴムを道路建設に使用することを発表しました。インドネシアのウィドド大統領は、現在キロ当たり6000ルピアしている天然ゴムを7500~8000ルピアで買い上げ、買い上げ開始を12月からとする方針を公共事業・国民住宅省に提案しております。アスファルトに天然ゴムを混入すると、アスファルトの寿命が延びるとされております。

 インドネシア貿易省のパンバゴ国際貿易交渉担当部長は、12月16日に開催される国際3カ国協議会に対して、「我々は、天然ゴムの価格低迷問題を検討することに集中します。」と述べ、天然ゴム価格を上昇させるために供給量を減少させる方法として、「輸出削減策」や「ゴムの木の伐採」なども検討する予定であることを明らかとしました。そして、過剰な供給を吸収する手法として、道路建設の際にアスファルトに天然ゴムを混入させる手法を広めることも重要だと述べております。先月よりタイ政府とインドネシア政府が共に天然ゴム価格テコ入れ策を積極的に投入してきただけに、今月16日に開催される国際3カ国協議会で3カ国共同の価格テコ入れ策が合意される可能性も高そうです。3カ国共同の価格テコ入れ策が合意されることになれば、天然ゴム価格が大きく上昇する可能性も高まります。ここは、東京ゴムの強気な見方に注目かもしれません。

天然ゴム市場

12月3日

天然ゴム市場

 週明けの東京ゴムのRSS3とTSR20は、大きく上昇して始まっております。1日の米中首脳会談では、新たな関税を一時的に見送り、貿易戦争を悪化させないことで合意しました。これにより、中国商品先物市場の工業品銘柄は、しばらく堅調地合いを続けそうです。また、ロシアのプーチン大統領は1日、サウジアラビアのムハンマド皇太子と会談し、OPEC加盟国と非加盟国で構成される「OPECプラス」の枠組みを2019年も継続することで合意しました。それにより、下落基調を続けてきた原油市場がしばらく堅調地合いを続ける可能性も高まってきましたので、原油高に触発されて工業品銘柄全体もしばらく堅調地合いを続ける可能性があります。

タイゴム委員会の天然ゴム価格テコ入れ策がタイ議会で。。。。。。。。。。。。。。この続きは、会員の皆様に限定してメールにてお送りしております。
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天然ゴム市場パート2

12月3日

天然ゴム市場パート2

東京ゴムTSR20における商社などの当業者のポジションは、新規上場時より売り越し枚数の増加を続け、11月20日時点で589枚の売り越しとなりました。しかし、11月29日時点で166枚の買い越しに転じました。一方、ファンドなど外国商品先物取引会社経由のポジションは、11月6日時点は239枚の売り越しでしたが、11月27日時点で572枚の売り越しとなり、11月29日時点で1010枚の売り越しとなりました。

 ここにきて「ファンドの大量売り対、商社の大量買い」という構図となり、ファンドを上回る売り大手となっていた商社などの当業者のポジションは、ここにきて一気に買い越しに転じました。しかも、東京ゴムTSR20が11月21日の安値から15円ほど上昇したことにより、安値で売りこんだファンドの大量売りが、値洗い的にかなり苦しくなってきたようです。ここは、商社など当業者のポジション急変に注目し、更に、今月開催される主生産国による。。。。。。。。。。。。。。この続きは、会員の皆様に限定してメールにてお送りしております。
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東京ゴムTSR20 におけるファンドや商社のポジション

天然ゴム市場

11月29日

天然ゴム市場

東京ゴムTSR20における商社などの当業者の売り越し枚数は、新規上場時より増加を続け、11月20日時点で589枚となりました。しかし、11月26日時点で344枚まで減少し、27日時点で292枚まで減少し、28日時点で20枚にまで減少しました。一方、ファンドなど外国商品先物取引会社経由の売り越し枚数は、11月6日時点は239枚でしたが、11月27日時点で572枚にまで増加し、11月28日時点で837枚まで急増しました。

東京ゴムTSR市場で売り大手となっていた商社など当業者の売り越し枚数が、この4営業日でほとんど無くなりました。その反面、ファンドなど外国商品先物取引会社経由の売り越し枚数が、この4営業日で2倍強にまで急増しました。この4営業日で内部要因がここまで大きく急変したことには驚かされます。商社などの当業者は、タイ政府やインドネシア政府による価格テコ入れ策や、タイ天然ゴム輸出大手5社がタイ政府の意向に同意して最低価格を設定したことなどを受けて、たった4営業日で売り大手から完全撤退した事には驚かされます。その反面、ファンドなど外国商品先物取引会社経由の売り越し枚数がたった4営業日で2倍強になった事により、ファンドの多くが「安値で大量売り込み」となった可能性も高そうです。ここは、商社ポジションの急変に注目し、東京ゴムTSR20への強気な見方も一考かもしれません。
東京ゴムTSR20におけるファンドや商社のポジション

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