松永総研

北浜の虎と呼ばれた男

ゴム

天然ゴム市場パート2

メール情報会員の皆様に本日配信しましたコメントの一部をご紹介します。

2月22日

天然ゴム市場パート2

上海ゴムは、15時半ごろまでは前日とあまり変わらない水準で推移しておりましたが、後場のラスト30分間で上昇に転じ、1%高で日中取引を終えました。それにより、前日に記録した年初来高値まであと0.5%にまで迫りました。

 上海総合株価指数は、朝方一時0.6%安まで下落する場面もありましたが、午後からプラス転換となり、1.9%高まで急伸して取引を終えました。それにより2日連続で年初来高値を更新することになりました。こうした上海総合株価指数の急伸を受けて、上海ゴムも15時半ごろから追随して上昇したようです。ここにきて上海総合株価指数が再び年初来高値を更新し、上海ゴムが年初来高値目前にまで迫ってきた事を受けて、東京ゴムも再び上げ足を強めそうです。

 東京ゴムRSS3における投資家ポジションは、東京ゴムが176円附近で推移していた1月29日時点で「1812枚の売り越し」でしたが、昨日時点でも「1945枚の売り越し」です。東京ゴムが1月29日時点から20円近く上昇しましたが、それでも投資家の売り越しポジションがほとんど変化していないということは、値洗いの急速な悪化を受けて売り乗せなどが出来ていない状態であり、手仕舞いもほとんど進んでいない状態といえそうです。それだけに、東京ゴムRSS3が一段高となれば、投資家の本格的な手仕舞いの買い戻しを誘うことになりそうです。


天然ゴム市場「連休明けの上海ゴムが連騰する理由」

2月20日

天然ゴム市場「連休明けの上海ゴムが連騰する理由」

 本日の上海ゴムは、今朝から0.7%高付近で小動きを続けておりましたが、14:40頃から急伸し、15:15時点で2.7%高まで急伸しました。これで上海ゴムは2連騰となります。それを受けて東京ゴムRSS3も14:40頃からプラス転換となり、4円高の197.5円で日中取引を終えました。これで200円の大台まであと2.5円に迫りました。

 上海ゴムは、1月31日時点では1万1330元でしたが、9連休となった旧正月明けから高騰を続け、本日15:15時点で1万2500元まで上昇しております。旧正月明けの上海ゴムが10%ほど上昇した要因の1つとして、中国政府が発表した自動車購入支援策が挙げられます。

中国政府は1月29日、「消費の着実な成長を促進し、強い国内市場の形成を促進するための最適供給の実施(2019年)」を発表しました。その主な内容は、「古い自動車の廃車を進め、新エネルギー自動車の補助金構造を継続的に最適化する。農村部の自動車のグレードアップを促進し、市内へのピックアップトラックの規制緩和を促進させる。中古車市場の繁栄を促進させる。」という内容でした。

 中国の天然ゴム消費量は、世界全体の約37%を占めます。そして、天然ゴムの9割ほどが自動車などのタイヤに加工されます。その内の約40%が新車用タイヤに加工されます。それにより、中国の自動車販売台数が増加すれば、天然ゴム消費量が増加することになります。中国政府が自動車購入支援策を発表したことを受けて、中国企業による天然ゴムの買い付けが活発化し始めております。

原油市場

2月20日

原油市場

 昨夜のNYダウが一時2万5961ドルまで上昇し、昨年12月3日の高値(2万5980ドル)まであと19ドルに迫る場面もありました。それにより、昨年12月3日の高値と昨夜の高値によるダブルトップが意識され、上値抵抗が強まったようです。また、昨年12月4日からの急落に対して「V字回復完了」となる水準まで上昇したことを受けて、2カ月間続いた上昇基調に対する達成感が高まってきました。それにより、NYダウの値動きの影響を強く受ける原油市場に対して、そろそろ弱気な見方も一考かもしれません。

 2016年秋からの2年間に及ぶトランプ相場でNYダウが9000ドル上昇する間に東京ドバイ原油が3万円ほど上昇しました。その後、NYダウが昨年12月4日から4200ドルほど急落した間に東京ドバイ原油も2万5千円ほど下落しました。そして、NYダウがこの2カ月間で4000ドルほど上昇する間に東京ドバイ原油も1万2千円ほど上昇しました。NYダウと東京ドバイ原油のチャートを見比べれば、NYダウに対する東京ドバイ原油の連動性がよく解ります。ここでNYダウが下落に転じると予想するのであれば、東京ドバイ原油に対して弱気参入も一考かもしれません。

 米週間石油在庫統計に対する市場予想は、原油310万バレル増、ガソリン110万バレル減、ディスティレート170万バレル減となり、製油所稼働率が0.5%上昇の86.5%です。市場予想通りとなれば、米原油在庫が5週連続で増加することになります。現在の米製油所稼働率が昨年の最低値を下回っており、エネルギー需要がかなり減少しております。米原油在庫が来月に向けて更に減少することも予想されるだけに、そろそろ東京ドバイ原油に対して弱気な見方も一考かもしれません。

 

※チャNYダウの週足
東京ドバイ原油の週足
ートの情報提供元は(株)みんかぶです。チャートの著作権は、(株)みんかぶに帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、株式会社みんかぶは一切の責任を負いません。

 

 

 

天然ゴム市場「明日からタイが暑期入り」

2月20日

天然ゴム市場「明日からタイが暑期入り」

 昨日の上海ゴムは、15時半ごろから2%ほど上昇し、5.4%高で取引を終え、今年最大の上げ幅を記録しました。本日の上海ゴムは、11時頃から上げ足を強めて1.2%高で前場を終えました。それを受けて東京ゴムRSS3もプラス転換となりました。

タイの気象局は18日、今週21日から暑期入りとなることを発表しました。暑期入りとなれば、気温上昇と共にゴムの木の落葉が進み、天然ゴムの減産期を迎えます。しかも、タイの気象庁は、今年の暑期の気温が例年より1~2度高くなる見通しを発表しました。エルニーニョ現象が発生していることにより3~5月の東南アジアの気候が例年より「ホット&ドライ」となることが見込まれております。それにより例年以上に減産期中の天然ゴム生産が減少することも予想されます。

 本日から2日間の日程でタイとインドネシアとマレーシアによる国際3カ国協議会(ITRC)が開催されます。今回の3か国会合では、「天然ゴム30万トンの輸出削減策」と「輸出削減策によって生じた在庫を市場に還流させないための計画」などが話し合われる予定です。今回の3カ国会合で輸出削減策が合意されることになれば、「天然ゴムの輸出削減策」に「タイの減産期入り」や「エルニーニョ現象による3~5月の天然ゴム生産地のホット&ドライ」などが加わり、3~5月の天然ゴム供給が大幅に減少する可能性も高まります。

天然ゴム市場パート6

2月19

天然ゴム市場パート6

 東京ゴムRSS3は、当限が7.7円高、先限が6.5円高の193.5円で日中取引を終え、先限が年初来高値を更新しました。一方、東京ゴムTSR20は、4.4円高の163.8円で日中取引を終え、昨年10月9日の新規上場日の寄り付きで記録した最高値(163.5円)を上回りました。東京ゴム市場の日向取引終了後に上海ゴム市場が急伸したことにより、この後の夜間取引で東京ゴムが更に上昇する見通しとなりました。

 上海ゴムは、今朝から3.5~3.9%高付近で小動きを続けておりましたが、後場のラスト15分間で急伸し、5.4%高の1万2375元で取引を終えました。それにより昨年後半の高値(1万2875元)まであと4%に迫りました。

 上海ゴムは、15:15時点では3.5%高でしたが、5.4%高で取引を終えました。それにより、この後の東京ゴムの夜間取引では、1.9%ほど上昇することが予想されます。

天然ゴム市場パート5「エルニーニョ現象&減産期に注目」

2月19日

天然ゴム市場パート5「エルニーニョ現象&減産期に注目」

 日本の気象庁が2月12日に発表したエルニーニョ監視速報では、「エルニーニョ現象が続いているとみられる。今後、夏にかけてエルニーニョ現象が続く可能性が高い(70%)。」と発表しました。エルニーニョ現象の影響を受けてタイやインドネシア、マレーシアの天然ゴム生産が3~5月に減少する可能性も高まってきました。

 タイの気象庁は2月17日、「今年の夏は最高気温が43度に達する」との見通しを発表し、暑季の平均気温が昨年を1~2度上回る見通しを公表しました。タイ中部に位置するバンコクでは、最高気温が4~5月に36~38℃に達する見通しだそうです。天然ゴムの主生産地であるタイ南部の最高気温は、当然ですがバンコクよりさらに高くなります。そして、タイ西部のタークやカンチャナブリでは、最高気温が42~43度に達する見通しです。ちなみにタイ南部に位置するプーケットの現在の週間予報では、今週の最高気温は30~31℃となっております。タイ南部では、これから暑期入りとなり、更に気温が上昇します。

 日本の気象庁の説明によれば、エルニーニョ現象発生時の3~5月の天候の特徴は、東南アジア周辺の温度が上昇し、東南アジア周辺の降水量が減少するそうです。天然ゴムの主生産国であるタイでは、これから暑期を迎え、気温上昇と共にゴムの木の落葉が進み、天然ゴムの減産期を迎えます。タイの3~5月の気候が、「エルニーニョ現象によるホット&ドライ」となれば、例年以上に減産期中の天然ゴム生産が減少することになります。そして、「エルニーニョ現象によるホット&ドライ」による影響は、隣国のマレーシアやインドネシアの天然ゴム生産にも影響を与えそうです。

 

天然ゴム市場パート4

2月19日

天然ゴム市場パート4

 今年最大の上げ幅を昨日記録した上海総合株価指数は、0.3%高で前場を終え、2日連続で年初来高値を更新しました。これで上海総合株価指数は、過去5営業日中4営業日で年初来高値を更新しました。

 上海ゴム5月限(取引中心限月)は、4.3%高の1万2250元まで高騰して前場を終え、今年最大の上げ幅を記録し、年初来高値を大きく上回りました。現在の取引中心限月である上海ゴム5月限は、昨年11月下旬から取引中心限月となった限月なので、現水準で上海ゴムの売り方のほぼすべてが値洗いマイナスとなります。それにより、上海ゴム市場における売り方の踏み上げが本格化する可能性も高まってきました。一方、東京ゴムRSS3は、12:40時点で6.7円高の193.7円まで上昇し、年初来高値を更新しました。

中国国務院は18日、香港とマカオを中国南部の都市と結び付ける「グレーター・ベイエリア(大湾区)」を創設する大型経済圏構想を公表しました。それにより、米国のシリコンバレーに匹敵するハイテクメガロポリスを目指し、世界的な金融・海運・貿易の中心としての香港の役割強化を進めることになりました。

米中貿易戦争を受けて昨年秋ごろから中国経済の成長鈍化が懸念され続けておりましたが、ここにきて大型経済圏構想というかなり強力な景気刺激策が投入されることになりました。それを受けて中国株高を中心として中国の資源銘柄の上げ足が速まってきたようです。

 明日から2日間の日程で国際3カ国協議会(ITRC)が開催され、「天然ゴム30万トンの輸出削減策」について話し合われる予定となっております。今回の3カ国会合で輸出削減策が決定すると、主生産国からの天然ゴム輸出が来月から減少することになります。しかも、来月から天然ゴムの主生産国であるタイが減産期入りすることから、「タイの減産期入り&輸出削減策」により、主生産国からの天然ゴム供給が大幅に減少する可能性も高まってきました。それに対して中国の大型経済圏構想により、中国企業が天然ゴムの買い付けをこれから増加させる可能性も高まってきました

 東京ゴムRSS3において売り越し枚数を増加させた投資家ポジションの値洗い悪化を受けて、投資家の踏み上げが加速する可能性も高まってきました。更に、買い越し枚数を増加させてきたファンドポジションの値洗い益の増加を受けて、ファンドの買い進みが加速する可能性も高まってきました。上海ゴムや東京ゴムRSS3のボラティリティがかなり高まってきましたので、明日からの国際3カ国協議会(ITRC)に行方に十分注意する必要がありそうです。

天然ゴム市場パート3

2月19日

天然ゴム市場パート3

中国国務院は18日、香港とマカオを中国南部の都市と結び付ける「グレーター・ベイエリア(大湾区)」を創設する大型経済圏構想を公表しました。それにより、米国のシリコンバレーに匹敵するハイテクメガロポリスを目指すそうです。そして、世界的な金融・海運・貿易の中心としての香港の役割強化を進めるそうです。

昨年秋からの米中貿易戦争を受けて中国の経済成長鈍化が表面化してきたタイミングなだけに、ここでハイテクメガロポリスを目指す大型経済圏構想を公表したことを受けて、中国の資源銘柄が高騰する可能性も高まってきました。

中国政府は2017年7月、「2030年をめどにAI技術を1500億ドル規模の産業に育て上げ、その分野で世界のリーダーになる」という計画を発表しました。そして今では、AI分野で米国と肩を並べるまでに至りました。

一方、トランプ大統領は2月11日、人工知能(AI)の開発と規制を促進する大統領令(アメリカンAIイニシアティブ)に署名しました。それに対して中国国務院は2月18日、ハイテクメガロポリスを目指す大型経済圏構想を公表しましたので、米国と中国によるAI分野の主導権争いが激化することになりそうです。

米中貿易戦争が昨年秋から過熱しておりますが、その主な原因は、「貿易不均等と知的財産権問題」です。近年の中国のAI分野の飛躍が目覚ましいだけに、米国としても知的財産の中国への流出を食い止めたかったようです。ここにきて米国と中国が同時にAI分野の開発を加速させることを表明したことは注目でしょう。そして、中国政府がハイテクメガロポリスを目指す大型経済圏構想を実現するには、ハイテクメガロポリスのインフラを整備する為に大量のインフラ資源材が必要となります。それにより、上海ゴムなどの中国の資源材が価格水準を大きく引き上げる可能性が高まってきました。

みんコモコラムアワード2015
ColumnAward 2015特別賞

「特別賞」を受賞しました

詳細はこちら
重要事項
通常取引を始めるにあたって
スマートCXを始めるにあたって
重要事項説明
取引開始基準
契約締結前交付書面
金融商品取引法に基づく開示
勧誘方針
個人情報保護法
反社会勢力へ対する基本方針
免責事項
*掲載される情報はサンワード貿易株式会社(以下弊社)が信頼できると判断した情報源をもとに弊社が作成・表示したものですが、その内容及び情報の正確性、完全性、適時性について、弊社は保証を行なっておらず、また、いかなる責任を持つものでもありません。
*弊社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものであり、投資その他の行動を勧誘するものではありません。
*本ブログに掲載される株式、債券、為替および商品等金融商品は、企業の活動内容、経済政策や世界情勢などの影響により、その価値を増大または減少することもあり、価値を失う場合があります。
*本ブログは、投資された資金がその価値を維持または増大を保証するものではなく、本ブログに基づいて投資を行った結果、お客様に何らかの損害が発生した場合でも、弊社は、理由のいかんを問わず、責任を負いません。
*投資対象および銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願いします。
以上の点をご了承の上、ご利用ください
最新記事