松永総研

北浜の虎と呼ばれた男

ゴム

天然ゴム市場パート3

2月13日

天然ゴム市場パート3

タイ商務省のキラティ外国貿易局長は、今年のコメ輸出目標を750万トンに設定したことを明らかとしました。昨年のタイのコメ輸出量が干ばつの影響で「前年比32.4%減の758万トン」となりましたが、今年のコメ輸出目標は「大幅減少した昨年の輸出量」を下回っております。今年のコメ輸出目標を下方修正したことに対して同外国貿易局長は、「干ばつに伴うコメの減産やバーツ高によるタイ産コメ価格の上昇が輸出量を減少させるだろう」と指摘しております。

タイ製糖協会は1月31日、2019年10月~2020年9月の同国砂糖生産が干ばつの影響で前年比28%減の1050万トンとなって9年ぶりの低水準となり、2020年10月~2021年9月の同国砂糖生産も干ばつの影響で1000万トンを割り込む可能性がある。」との見通しを示しておりました。

タイ商工会議所は2月4日、国内での干ばつ拡大を受けて今年の同国輸出額が前年比1.98%減となる見通しを発表しました。それによると、天然ゴムは5%減の39億4000万バーツ、タピオカ製品(タロイモ製品)は15%減の22億2000万バーツ、砂糖は16.3%減の25億バーツになるとの見通しを発表しました。タイは、天然ゴムと砂糖の世界最大の輸出国なので、干ばつによるタイの天然ゴムと砂糖の大幅減産は、天然ゴム価格と砂糖価格を上昇させる可能性を高めます。

タイでは、今年の2~5月に干ばつ被害がさらに悪化すると見られております。しかも、タイの気象庁は、「今年は、過去10年間で最悪の干ばつ被害となる可能性がある。」とまで警告しているほどです。そして、タイ防災局のモントン局長は2月11日、同局が北部、東北部、中部の計21県を干ばつ被災エリアに指定したことを明らかにしております。インド洋ダイポール現象の発生により、東南アジア周辺地域で干ばつ被害が拡大する可能性も高まってきました。それにより、時間経過と共に天然ゴムの産地現物価格が上昇基調を強める可能性は高そうです。

天然ゴム市場パート3

タイ商務省のキラティ外国貿易局長は、今年のコメ輸出目標を750万トンに設定したことを明らかとしました。昨年のタイのコメ輸出量が干ばつの影響で「前年比32.4%減の758万トン」となりましたが、今年のコメ輸出目標は「大幅減少した昨年の輸出量」を下回っております。今年のコメ輸出目標を下方修正したことに対して同外国貿易局長は、「干ばつに伴うコメの減産やバーツ高によるタイ産コメ価格の上昇が輸出量を減少させるだろう」と指摘しております。

タイ製糖協会は1月31日、2019年10月~2020年9月の同国砂糖生産が干ばつの影響で前年比28%減の1050万トンとなって9年ぶりの低水準となり、2020年10月~2021年9月の同国砂糖生産も干ばつの影響で1000万トンを割り込む可能性がある。」との見通しを示しておりました。

タイ商工会議所は2月4日、国内での干ばつ拡大を受けて今年の同国輸出額が前年比1.98%減となる見通しを発表しました。それによると、天然ゴムは5%減の39億4000万バーツ、タピオカ製品(タロイモ製品)は15%減の22億2000万バーツ、砂糖は16.3%減の25億バーツになるとの見通しを発表しました。タイは、天然ゴムと砂糖の世界最大の輸出国なので、干ばつによるタイの天然ゴムと砂糖の大幅減産は、天然ゴム価格と砂糖価格を上昇させる可能性を高めます。

タイでは、今年の2~5月に干ばつ被害がさらに悪化すると見られております。しかも、タイの気象庁は、「今年は、過去10年間で最悪の干ばつ被害となる可能性がある。」とまで警告しているほどです。そして、タイ防災局のモントン局長は2月11日、同局が北部、東北部、中部の計21県を干ばつ被災エリアに指定したことを明らかにしております。インド洋ダイポール現象の発生により、東南アジア周辺地域で干ばつ被害が拡大する可能性も高まってきました。それにより、時間経過と共に天然ゴムの産地現物価格が上昇基調を強める可能性は高そうです。

天然ゴム市場パート2

2月13日
天然ゴム市場パート2
 10:50時点で、上海ゴムが0.2%高、東京ゴムRSS3が3.3円高です。また、中国商品先物市場の工業品銘柄も全面高となってきました。
 原油市場や東京ゴムRSS3、非鉄金属銘柄の多くは、昨年10月上旬から安定した上昇基調を続けてきましたが、新型ウイルスの脅威を受けてそれらの銘柄の大半が先月20日頃から急落に転じました。しかし、それらの銘柄の大半がここにきてじりじりと下値を切り上げてきました。こうした工業品銘柄全体の「足並みを合わせた値動き」は特に注目でしょう。添付しているNY原油や上海ゴム、ロンドンアルミ、ロンドン銅、ロンドンスズなどのチャートを見れば、原油市場や東京ゴムRSS3、非鉄金属銘柄の多くがいかにして足並みを合わせてきたかがわかります。
 湖北省で新たに発見された新型コロナウイルスの感染者数が10日ぶりに2000人を割り込んだことや、中国本土で11日に新たに確認された新型コロナウイルスの感染者数が1月30日以来の低水準となった事を受けて、「新型ウイルスに対する脅威」が後退し始めたように感じられます。そうした動きに原油市場や東京ゴムRSS3、非鉄金属銘柄の多くが反応し始めたようです。こうした工業品銘柄全体の値動きを参考にして東京ゴムRSS3に対する強気な見方も一考かもしれません。


NY原油の日足
上海ゴムの日足
ロンドン銅3か月物の日足
ロンドンスズ3か月物の日足
ロンドンアルミ3ヶ月物の日足

 

 

※チャートの情報提供元は(株)ミンカブ・ジ・インフォノイドです。チャートの著作権は、(株)ミンカブ・ジ・インフォノイドに帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、(株)ミンカブ・ジ・インフォノイドは一切の責任を負いません。


天然ゴム市場

2月13日

天然ゴム市場

 新型コロナウイルスの感染拡大ペースが今月になって初めて鈍化し、「新型ウイルスに対する脅威」も沈静化し始めているように感じられます。そうした流れを受けて昨夜のNY原油も上昇したようです。NY原油は、1月8日の高値(65.65ドル)から2月10日の安値(49.42ドル)まで16.23ドルも下落し、それと共に東京ゴムRSS3や多くの非鉄金属銘柄も大幅下落しました。しかし、ここにてNY原油が2月10日の安値から2.2ドルほど上昇しており、原油市場を中心として工業品銘柄全体が反発に転じる可能性も出てきました。

 タイ防災局のモントン局長は11日、同局が北部、東北部、中部の計21県を干ばつ被災エリアに指定したことを明らかにしました。21県127郡の674地区にある5809村で干ばつが発生しているそうです。タイは1戸76県あり、4分の1以上の県が深刻な干ばつに見舞われている状態です。しかも、タイの国家水資源事務局は、2020年2~5月に悪化する見通しの干ばつの影響軽減に向けて、25の政府機関と連携することを発表しております。タイの気象庁は、これから5月にかけて「過去10年間で最悪の干ばつ被害となる可能性がる。」と警告しております。タイが雨季入りする6月頃までは、時間経過と共に干ばつが深刻化する可能性も高まってきました。干ばつとなって降水量が減少すれば、ゴムの木の樹液の採取量も減少する事になりますので、タイの天然ゴム生産が5月頃に向けて大幅減産となる可能性もあります。また、インド洋ダイポール現象の発生を受けて東南アジア周辺で干ばつ被害が増加する見通しとなってだけに、タイ以外にもインドネシアやマレーシア、ベトナムなどの天然ゴム生産も干ばつの影響を受ける可能性があります。

前場市況1「沈静化しつつある新型ウイルスへの脅威」

2月13日

前場市況1「沈静化しつつある新型ウイルスへの脅威」

 昨夜のS&P500種株価指数は最高値を更新し、昨夜のNYダウとナスダック総合株価指数も引け値ベースで最高値を更新するなど、新型ウイルスへの脅威が後退し始めたことでリスクオンの流れが強まりました。昨夜のNYダウは275ドル高となり、本日のNYダウ先物は、9時時点で105ドル安です。

中国国家衛生健康委員会は12日、中国本土での11日時点の感染者数が前日比2015人増の4万4653人、死者数が前日比97人増の1113人となった事を発表しました。それにより感染者数の増加ペースが1月30日以来の低水準となりました。それに対して中国政府の専門家チームを率いる鐘南山氏は、「中国国内の一部地域では既に状況が改善しており、新たな感染件数が減少している。中国国内における新型コロナウイルスの流行が2月にピークを迎え、4月ごろに終息する可能性がある。」と述べております。

 インフルエンザなどの風邪発症の8割ほどが1~2月に集中しており、コロナウイルスも風邪菌の一種なので、気温上昇と共に感染ペースは鈍化する傾向があります。今月になって初めて新型コロナウイルスの感染拡大ペースが鈍化した事から、「感染拡大の最悪期を過ぎた可能性が高い。」との見方も広がってきました。

ACCUによる武漢市の最高気温予報は、12日が14℃、13日が17℃、14日が14℃、15日が14℃となっており、22日終了週が6~13℃、29日終了週が10~20℃です。武漢市の緯度は鹿児島県とほぼ同水準なだけに、これからの気温上昇と共に新型コロナウイスの感染拡大ペースが更に鈍化する可能性もあります。

湖北省の衛生当局は9日、新型コロナウイルスによる致死率が武漢市で4.06%、武漢市の西に位置する天門市で5.08%に達したことを発表しました。そして、湖北省以外の地域の致死率が0.16%であることも発表しました。新型コロナウイルスによる中国本土での死者数の96%が湖北省となっております。湖北省内の致死率はかなり高いのですが、それは、先月22日より交通封鎖して隔離したことによる医療品や医師不足、医療施設不足などが影響しております。武漢市周辺地域を隔離したことで、湖北省以外への感染拡大をかなり抑えましたが、その代償として、隔離地内での感染者数が急増し、隔離地内での致死率も大幅上昇しました。この「湖北省内での死者数の急増」にこれまでメディアの多くが注目してきましたが、これからは、「湖北省以外の地域での死者数の少なさ」や「湖北省以外の地域での致死率の低さ」に注目する局面にきているのかもしれません。そして、中国以外での新型コロナウイルスによる感染者数は、11日時点で516人となり、中国以外での死者数は香港で1人、フィリピンで1人の2名だけです。

世界保健機関(WHO)は、新型コロナウイルスに対する2つの抗ウイルス薬の臨床実験中であり、「週間以内に予備的な臨床試験の結果が発表される」と表明しております。WHOのテドロス事務局長は、「新型ウイルスの震源である湖北省以外では感染の勢いが過度に激しくなく、加速の兆しも見られないことは良い兆候だ。今週中国入りしたWHO主導の専門家チームによる作業も良好な進展を遂げている。」と述べております。一方、国際通貨基金(IMF)のゲオルギエワ専務理事は12日、「中国での感染拡大についてなおかなり多くの不確実性が残る状況だ。しかし、失われた時間を取り戻すため生産施設が稼働ペースを再び加速させ、在庫が補給される中で、中国経済が早期に回復するというのが、今の基本的な予測だ。」との見方を示しました。

WHOやIMFからの新型ウイルスに関する発言や見通しにより、新型ウイルスに対する脅威が沈静化し始めたように感じられます。また、新型ウイルスの感染拡大ペースが今月になって初めて鈍化した事も、新型ウイルスの脅威を沈静化させ要因となってきました。新型ウイルスによる死者数が増加傾向を続けているものの、湖北省以外での死者数は全体の4%程度に留まっており、新型ウイルスによる中国本土以外での死者数も11日時点で2人に留まっていることも、新型ウイルスの脅威を沈静化させる要因となってきました。また、コロナウイルスと同じ風邪菌の1種であるインフルエンザウイルスが米国内で猛威を振るっており、米国内での今シーズンのインフルエンザによる死者数が1万2000人を超えました。しかし、この時期にインフルエンザが流行することは毎年の事であり、インフルエンザによる死者数が世界全体で毎年10万人前後となっており、多い時で年間65万人に達することもあります。今回の新型コロナウイルスも風邪菌の1種であることを考えると、これまでのメディアやマーケットが新型コロナウイルスに対して過剰反応を続けてきたようにも感じられます。

コロナウイルスとは、風邪菌の1種であり、ウイルスの形状がコロナをまとった太陽のような形状なので、「コロナウイルス」と呼ばれております。これまでコロナウイルスには6種類あり、ヒトに蔓延している風邪のウイルス4種類と、動物から感染する重症肺炎ウイルス2種類が知られています。今回の新型コロナウイルスは、新たに発見された動物から感染する重症肺炎ウイルスです。同じ重症肺炎ウイルスには「SARSコロナウイルス」があり、以前の大流行で致死率9.6%を記録した驚異的なウイルスでした。それに対して今回の新型コロナウイルスの「湖北省以外の地域での致死率」は0.16%であることから、致死率はかなり低いコロナウイルスです。これから気温上昇と共に新型コロナウイルスに対する脅威も更に沈静化することが予想されるだけに、これまで新型コロナウイルスの影響で大幅下落した東京ドバイ原油や東京ゴムRSS3などへの強気な見方も一考かもしれません。

 

 

天然ゴム市場パート1~2

2月12日

天然ゴム市場

 上海ゴムは、昨日が1.23%高となり、本日は10:20時点で0.65%高なので、2日間で1.87%高となっております。春節の連休明けも稼働停止していた中国のタイヤ工場の大半が今週10日から稼働再開となりました。上海先物取引所の天然ゴム登録倉庫在庫も23万6760トンと低水準で推移しております。新型コロナウイルスの感染拡大を受けて中国の自動車販売台数が1月から2月にかけて30%減少するとの見通しもあります。その反面、中国の1月の大型トラック販売台数が前年同月比18%増の11万6000台となり、過去最高を記録しました。今年から国3の排ガス基準のディーゼルトラックが使用禁止となったので、大型トラックの買い替え需要が昨年9月頃から増加しております。このような天然ゴムを大量に使用する大型トラック用タイヤ需要が堅調なことは注目でしょう。

 今年の中国交通機関の春節交通ダイヤルが1月10日~2月19日となっており、春節の連休中の帰省チケットが取れなかった人たちが春節前に休みをとるので、中国のタイヤメーカーの多くが1月10日頃から徐々に生産を減少させ、2月6日時点のオールスチールタイヤの稼働率が12.06%、セミスチールタイヤの稼働率が10.18%にまで低下しました。中国の。。。。。。。。。。。。。。この続きは、会員の皆様に限定してメールにてお送りしております。
無料メール情報会員の申し込みはココをクリックして申し込んでください。



2月12日

天然ゴム市場パート2「タイ南部での2~5月の干ばつに注意」

オーストラリアで記録的な干ばつによる山火事被害が続出して話題となっております。一方、タイでは、北部、東北部、中部、西部の16県4117カ村で給水を行うほど深刻な水不足となっております。タイ気象庁は、「過去10年間で最悪の干ばつ被害となる可能性がある。」と指摘しております。それを受けてタイの国家水資源事務局は、2020年2~5月に悪化する見通しの干ばつの影響軽減に向けて、25の政府機関と連携することを発表しました。また、タイ東北部のウボンラットダムの水位が記録的に下がった事により、150年前に作られた寺院が50年ぶり湖中より姿を現し、注目されております。日本では、雪不足に苦しむスキー場が続出して話題となりました。

昨年4~6月は、エルニーニョ現象の影響を受けて東南アジア周辺国やインド、中国南部で干ばつ被害が続出し、天然ゴムの減産要因となりました。しかし、現在は、エルニーニョ現象は沈静化したものの、今後は、インド洋西部海域の海面温度が上昇するインド洋ダイポール現象が発生しております。

インド洋西部海域の海面温度が上昇するインド洋ダイポール現象が発生すると、その影響で東南アジア周辺の海面温度が低下し、それにより東南アジア周辺での積乱雲の発生が減少する事で、東南アジア周辺での干ばつ被害が増加するとされております。。。。。。。。。。。。。。この続きは、会員の皆様に限定してメールにてお送りしております。
無料メール情報会員の申し込みはココをクリックして申し込んでください。


天然ゴム市場

2月10日

天然ゴム市場

 10:05時点で、上海ゴム0.2%高、東京ゴムRSS31.7円高です。本日の中国商品先物市場の工業品銘柄は、全体的に小幅安です。ドル円は、先週末15:15比で20銭の円高です。

 湖北省での9日時点での感染者数が前日比2618人増の2万9631人、死者数が前日比91人増の871人となりました。死者数全体の96%が湖北省に集中しております。そして、死者数全体の75%が湖北省の武漢市に集中しております。また、感染者の致死率は、湖北省以外では0.16%とかなり低いのですが、湖北省では3.1%とかなり高い状態です。そして、新型ウイルスによる中国本土以外での死者数は2名に留まっております。こうしたデータを見ても、中国政府による大規模な感染拡大阻止策が大きな効果を示している反面、交通封鎖で隔離した武漢市周辺地域での感染拡大は深刻な状態です。

 中国のタイヤメーカーの多くは1月13日から徐々に休みを取り始め、2月3日時点での中国国内タイヤ会社の全体稼働率は32%、オールスチールタイヤの稼働率は35%、セミスチールタイヤの稼働率は35%、バイアスタイヤ稼働率は26%でした。1月の全体的なタイヤメーカーの稼働率は46.21%で、前月比22.37%減少しました。しかし、本日から中国タイヤメーカーの多くが稼働再開となります。1カ月近くも稼働停止していたタイヤメーカーも多いだけに、ようやく中国タイヤメーカーの産地での天然ゴムの買い付けが活発化することになります。

2020年1月の中国の大型トラック販売台数は合計約11万6000台となり、前年比で18%の増加、前月比で26%の増加となり、予想外の成長を達成しました。今年から国3の排ガス基準のディーゼルトラックが使用禁止となるので、天然ゴムを大量に使用する大型トラック販売が昨年9月頃から好調を続けております。昨年の中国の自動車販売台数は前年をかなり下回りましたが、それに反して、昨年の中国のタイヤ生産が前年を上回っていることは、あまり知られていないことかもしれません。また、米中貿易摩擦の激化に反して、昨年の中国のタイヤ輸出が前年を上回っていることも、あまり知られていないことかもしれません。

中国、タイ東北部、ベトナムの天然ゴム生産は既に減産期入りしており、タイ南部とマレーシアの天然ゴム生産もここにきて減産期入りとなりました。タイ南部では、干ばつなどの要因によりタッピングが例年より早期に停止しましたので。。。。。。。。。。。。。。この続きは、会員の皆様に限定してメールにてお送りしております。
無料メール情報会員の申し込みはココをクリックして申し込んでください。

本日製作しました週間レポートの一部をご紹介します。

本日製作しました週間レポートの一部をご紹介します。



工業品銘柄全体の総括

 新型コロナウイルスの感染拡大を受けてリスクオフの流れが強まり、NY原油や東京ゴム、ロンドン銅、ロンドンアルミ、ロンドン亜鉛、ロンドンニッケルなどの工業品銘柄全体が1月20日頃から一斉に急落しました。中国政府は、新型ウイルスの感染拡大を受けて、中国の春節による7連休を10連休に変更し、中国企業に対して春節が明けても2月9日まで操業停止を続けるように要請しました。それにより8割ほどの地域の中国企業が、春節明けも操業停止を続けました。中国企業の大半が1月24日より2月9日まで休業することとなり、中国企業にとって「春節の7連休」が「新型ウイルスによる17連休」へと急変したことを受けて、「中国企業の原材料の買い付けが減少する。」との観測も高まり、天然ゴムや鉄、銅、鉛、アルミなどの資源財の価格下落を後押ししました。

 今回の新柄ウイルスの感染拡大を受けて、中国への渡航が制限され、多くの国がチャーター機を使って自国国民を湖北省から帰省させる動きを活発化させました。また、メディアの多くが新型ウイルスによる脅威を連日報道することにより、投資家の新型ウイルスに対する脅威が急激に膨らみました。「新型ウイルスによる未知の脅威」が先行し、先月20日頃から工業品銘柄の多くが急落しましたが、ここにきてマーケット全体が冷静さを取り戻しつつあるように感じられます。

 新型ウイルスによる感染者数が2月5日時点で2万人を超え、死者数も500人を超えました。一方、インフルエンザでの感染者数が全世界で年間300万~500万人、死者数も年間10万人前後となっております。過去のパンデミックでは、スペイン風邪で5000万人以上、香港風邪で100万以上、香港風邪で100万人以上が死亡しただけに、「新型ウイルスによるパンデミックの恐怖」ばかりが先行して工業品銘柄の多くが過剰反応して1月20日頃から急落したように感じられます。

 今回の新型ウイルスによる死者数が2月5日時点で500人を超えましたが、その96%が湖北省で確認されており、「中国政府による新型ウイルスの感染拡大の防止策」が一応に成功したとの見方が評価されております。また、新型ウイルスによる感染者数の増加ペースが2月5日に初めて鈍化した事も好感されました。しかし、その弊害として1月22日より武漢市周辺を交通封鎖して隔離したことを受けて、湖北省での被害拡大に繋がりました。新型ウイルスによる死者数の96%が湖北省で確認され、その致死率が湖北省で3.1%に達しましたが、湖北省以外での致死率が0.16%とかなり低いことから、交通封鎖された湖北省内での医療品や医療施設、医師などの不足が湖北省内での致死率を高めたようです。このように、湖北省以外の地域の死者数が、死者数全体の4%に過ぎないことや、湖北省以外の地域での致死率が0.15%とかなり低いことは、新型ウイルスの脅威を後退させる要因となりました。以前に流行したSARSコロナウイルスによる致死率は9.6%、鳥インフルエンザによる致死率は50%強でしたが、今回の新型ウイルスによる湖北省以外の地域での致死率が0.15%とかなり低いだけに、そうしたことが伝わり始めたことで、新型ウイルスに対する脅威も後退し始めました。また、今回の新型ウイルスに対する有効な抗ウイルス薬が複数報告されたことも、新型ウイルスの脅威を後退させる要因となりました。それを受けて、1月20日頃から急落を続けてきた原油や天然ゴム、銅、アルミ、亜鉛、ニッケルなどの工業品銘柄の多くがここにきて反発に転じ始めました。それにより今後の原油市場や天然ゴム市場や白金市場に対しては、「工業品銘柄全体の動き」に注意しながら強気な見方も一考かもしれません。

インフルエンザ発生の8割ほどが1~2月に集中しており、気温低下と共に免疫力が低下して風邪をひきやすくなります。コロナウイルスも風邪菌の1種なので同じことが言えます。ACCUウエザーによる武漢市の気温予想は、本日は「最高気温が8℃、最低気温が2℃」ですが、明日は「最高気温が12℃、最低気温が2℃」となり、2月10~13日は、「最高気温が15~16℃、最低気温が4~8℃」にまで上昇し、春頃の気候となる見通しです。そして、2月14日には、「最高気温が20℃、最低気温が10℃」となり、15日の最高気温も17度まで上昇する見通しです。しかし、2月16~20日の最高気温は5~9℃にまで低下する見通しです。武漢市の緯度は、鹿児島県とほぼ同じです。武漢市の気温が明日から2月15日頃までかなり上昇する見通しとなっているので、新型ウイルスの感染拡大ペースが鈍化することも予想されます。

その反面、「新型ウイルスの更なる感染拡大」となって、更にリスクオフの流れが強まることも考えられます。しかし、大半のメディアのニュースが「新型ウイルス関連一色」となっていることを考えると、新型ウイルスに対する恐怖感がすでにピークに達していることも考えられます。また、大半のメディアが「新型ウイルス関連ニュース」を連日のように放送していることを受けて、視聴者の多くがそろそろ飽きてくる時期かもしれません。新型ウイルスによる死者数が600人を超えましたが、コロナウイルスと同じ風邪菌の1種であるインフルエンザでは、世界全体で毎年10万人前後が死亡しております。また、「新型ウイルスによるパンデミックの可能性」を示唆するニュースもかなり目に付くようになりましたが、過去のアジア風邪や香港風邪がパンデミックを起こした時の死者数は100万人を超えておりましたので、あまりにも今回の新型ウイルスの感染拡大による恐怖心が先走りし過ぎているように感じらえます。

また、「アマゾンにおけるマスクの価格」の推移を見ると、価格高騰のピークは2月5日となり、マスク10~20箱程度得で100万円とか150万円という値段がついていたものもありました。昨日6日時点では、マスクの最高額も50万円程度まで低下し、本日10時時点でのマスクの最高額は、「超立体マスクふつう7枚×60個セット」で25万8000円となっており、世間を騒がせた「新型ウイルスの感染拡大によるマスクの高騰」も、既にピークアウトしたようです。

中国政府の意向で春節明けも8割の地域の企業が休業を続けておりますが、それも来週10日から一斉に稼働再開となる見通しです。それにより、中国企業の工業品原材料の買い付けが再開し、流通も正常化することが予想されます。来週10日から中国企業の大半が稼働再開することで、工業用原材料の需要が高まることも予想されます。NY原油や東京ゴム、ロンドン銅、ロンドンアルミ、ロンドン亜鉛、ロンドンニッケルなどの工業品銘柄全体が連動した値動きを続けているだけに、今後も工業品銘柄全体の流れを見ながら、東京ドバイ原油や東京ゴムRSS3,東京白金などの銘柄の売買判断を進めていくことも一考でしょう。





原油市場&天然ゴム市場

2月6日

原油市場&天然ゴム市場

 昨夜のNYダウは、好調な米経済指標や新型ウイルスに対する脅威が後退したことを受けて483ドル高となり、S&P500種株価指数が最高値を更新しました。それを受けてNY原油も大きく上昇し、ロンドンLMEの非鉄金属銘柄も全面高となりました。

 新型ウイルスに対して有効とされる抗ウイルス薬が複数報告されたことで、新型ウイルスに対する脅威がかなり後退しました。それらの抗ウイルス薬は、これから中国での臨床実験を経て本格投入される見通しです。また、浙江大学の研究チームが、「新型コロナウイルスに対するワクチンの通常の開発期間の一部を2~3年からわずか14日に短縮することが可能になった。」との報告も、新型ウイルスに対する脅威を後退させました。

 新型コロナウイルスによる感染者数が2万人を超え、死者数も500人を超えました。しかし、インフルエンザの感染者数は世界全体で年間300万~500万人であり、死者数は毎年10万人前後です。過去のパンデミックでは、スペイン風邪で5000万人以上、アジア風邪や香港風邪でも100万人以上が死亡しましたので、今回の新型ウイルスによるパンデミックへの恐怖心が先行してマーケットが過剰反応したようです。しかし、有効とされる抗ウイルス薬が複数報告されたことにより、ここにきて新型ウイルスに対するマーケットの過剰反応が見直される段階に来たのかもしれません。

今回の新型ウイルスによる脅威を受けて、原油や天然ゴム、銅やアルミといった非鉄金属銘柄の多くなどが、先月20日頃から一斉に急落しました。しかし、それらの銘柄が昨日から一斉に上昇に転じているだけに、マーケット全体の流れが大きく変化し始めたようにも感じられます。

 

 
東京ゴムRSS3の日足
ロンドン銅3か月物の日足
ロンドン銅3か月物の日足
ロンドンアルミ3ヶ月物の日足

 

 

 

※チャートの情報提供元は(株)ミンカブ・ジ・インフォノイドです。チャートの著作権は、(株)ミンカブ・ジ・インフォノイドに帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、(株)ミンカブ・ジ・インフォノイドは一切の責任を負いません。

 

みんコモコラムアワード2015
ColumnAward 2015特別賞

「特別賞」を受賞しました

詳細はこちら
重要事項
通常取引を始めるにあたって
スマートCXを始めるにあたって
重要事項説明
取引開始基準
契約締結前交付書面
金融商品取引法に基づく開示
勧誘方針
個人情報保護法
反社会勢力へ対する基本方針
免責事項
*掲載される情報はサンワード貿易株式会社(以下弊社)が信頼できると判断した情報源をもとに弊社が作成・表示したものですが、その内容及び情報の正確性、完全性、適時性について、弊社は保証を行なっておらず、また、いかなる責任を持つものでもありません。
*弊社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものであり、投資その他の行動を勧誘するものではありません。
*本ブログに掲載される株式、債券、為替および商品等金融商品は、企業の活動内容、経済政策や世界情勢などの影響により、その価値を増大または減少することもあり、価値を失う場合があります。
*本ブログは、投資された資金がその価値を維持または増大を保証するものではなく、本ブログに基づいて投資を行った結果、お客様に何らかの損害が発生した場合でも、弊社は、理由のいかんを問わず、責任を負いません。
*投資対象および銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願いします。
以上の点をご了承の上、ご利用ください
最新記事