松永総研

北浜の虎と呼ばれた男

ゴム

天然ゴム市場パート2~4

9月14日

天然ゴム市場パート2

中国国家統計局から本日発表された鉱工業生産(8月)は、前年比6.6%増予想に対して6.0%増となり、前月の6.4%増を下回りました。鉱工業生産は、6月に7.6%増まで上昇しましたが、7月が6.4%増、8月が6.0%増となり、2カ月連続で伸び率が鈍化しました。小売売上高(8月)は、前年比10.5%増予想に対して10.1%増となりました。固定資産投資(1~8月)は、前年比8.2%増予想に対して7.8%増となりました。

中国国家統計局から本日発表された一連の経済指標は、共に市場予想を下回る内容となりました。特に鉱工業生産の伸び率が2カ月連続で鈍化したことはかなり嫌気される内容です。先週末の発表で中国の輸出額の伸び率が2カ月連続で大幅鈍化したことが示され、本日の発表で鉱工業生産の伸び率が2カ月連続で鈍化したことが示されたことにより、中国経済成長の鈍化がより意識される展開となってきました。中国のドルベースでの輸出額は、6月の前年同月比11.3%増に対して、7月が7.2%増、8月が5.5%増でした。

中国の資源銘柄は、上海ゴム1%安、上海亜鉛0.4%安、上海銅1.3%安、上海鉛2.7%高、上海鉄筋1%安、大連鉄鉱石3%安、大連コークス1.4%安、大連粘結炭1.6%安で前場を終え、上海鉛以外の資源銘柄が全面安となりました。上海鉛は、在庫の大幅減少を受けてひっ迫気味となっているようです。

上海ゴムは、11時半ごろに0.4%安まで戻しましたが、中国国家統計局からの経済指標発表を受けて失速して前場を終えました。中国の資源銘柄全体が中国国家統計局からの経済指標発表を受けて失速して前場を終えたことから、後場からの資源銘柄が下げ足を速める可能性があります。ここは、上海ゴムや東京ゴムの急落に注目するところかもしれません。
中国の鉱工業生産

9月14日

天然ゴム市場パート3

 上海鉄筋は、11時半ごろに0.3%安まで戻しましたが、1%安で前場を終えました。大連鉄鉱石も11時半ごろに1.3%安まで戻しましたが、3%安で前場を終え、鉄鋼関連銘柄の下げ幅が目立ちました。

 中国国家統計局が本日発表した8月の鉄鋼生産は、前年比8.7%増の7458万トンとなり、2カ月連続で過去最高を更新しました。中国当局が環境保護のために石炭や鉄鋼の生産能力の削減を進めているものの、鉄鋼価格の高騰を受けて鉄鋼生産が急増したようです。

 上海鉄筋は、中国の商品先物市場で最大の売買高を誇り、1日の売買高が1000万枚を超えることもあります。上海鉄筋や大連鉄鉱石の売買高が際立って大きいことから、鉄鋼関連銘柄は、中国の資源銘柄全体に大きな影響を与えます。中国の鉄鋼生産が2カ月連続で過去最高を更新したのですから、中国の資源銘柄は、しばらくは鉄鋼関連銘柄を中心として下落基調を強める可能性もあります。

9月14日

天然ゴム市場パート4

中国国家統計局が本日発表しました都市部の固定資産投資(1~8月)は、前年比7.8%増となり、1~7月の8.3%増から減速し、約18年ぶりの低い伸び率を記録しました。それにより、今年下半期に経済成長が減速する可能性も出てきました。そして、本日発表された中国の鉱工業生産(8月)の伸び率が2カ月連続で鈍化し、昨年12月以来の低い伸び率を記録しました。

中国の資源銘柄の多くは、中国経済成長の力強さが複数の経済指標で示されたことを受けて、6月頃から上昇基調を強めてきました。そして、中国の資源銘柄の多くは、先月下旬ごろから年初来高値付近で推移しております。しかし、ここにきて複数の経済指標で、中国経済成長の鈍化傾向が示され始めたことを受けて、中国の資源銘柄全体の急落に警戒する局面にきているのかもしれません。



天然ゴム市場

9月14日

天然ゴム市場

 昨日の夜間取引では、上海ゴム1.1%安、上海亜鉛1%安、上海銅1.2%安、上海鉄筋1.8%安、上海熱延鋼板1.3%安、大連鉄鉱石1.9%安、大連コークス0.9%安、大連粘結炭1.2%安で取引を終え、資源銘柄が全面安となりました。昨夜のロンドン市場やNY市場の非鉄金属市場も全面安となりました。。。。。。。。。。。。。。この続きは、会員の皆様に限定してメールにてお送りしております。

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ロンドン銅3か月物の日足
ロンドン銅3か月物の日足
ロンドン亜鉛3か月物の日足
ロンドン亜鉛3か月物の日足

 

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天然ゴム市場パート3「資源銘柄全体の急落に注意」

9月16日

天然ゴム市場パート3「資源銘柄全体の急落に注意」

 ゴム市場を取り巻く環境が変化し始めたように感じられます。これまでは、6月頃から鉄鋼関連銘柄や非鉄金属銘柄など資源銘柄全体が上昇基調を続け、それに上海ゴムや東京ゴムが追随する流れでした。しかし、鉄鋼関連銘柄と非鉄金属銘柄は、先週6日から4営業日連続で全面安となり、昨日12日は全面高に転じましたが、本日後場から再び全面安となりました。

 ロンドンLMEの中心的銘柄でもあるロンドン銅は、トランプ大統領が掲げた1兆ドル規模のインフラ投資政策を好感し、昨年10月下旬から6週間ほど上昇基調を続けました。その後は小動きを続けておりましたが、複数の経済指標で中国経済成長の力強さが示されたことを受けて、6月頃から2カ月間ほど上昇基調となりました。それにより、この1年間で55%ほどの大幅上昇となりました。他の非鉄金属銘柄や鉄鋼関連銘柄もそうしたロンドン銅と同じような上昇軌道を辿ってきました。

ロンドン銅3か月物の週足を見ると、7月上旬から8週連続で上昇しましたが、ここにきて2週連続で下落しており、テクニカルが変化し始めたようです。ロンドン銅3か月物は、9月5日に年初来高値を記録し、9月8日に近年稀に見る大幅下落となりました。その後、9月11日は上昇に転じたものの、9月12日は再び下落に転じました。そして、本日の上海銅が1.3%安まで下落して日中取引を終え、本日のNY銅の電子取引も今朝から下落基調を続けております。それにより、本日のロンドン銅も続落となりそうです。

添付しているロンドン銅3か月物の日足と週足を見れば、今後の天然ゴム市場の参考となりそうです。鉄鋼関連銘柄や非鉄金属銘柄の多くが先月下旬から年初来高値付近で推移しており、ここにきて本格的な下落局面を迎える可能性も高まってきました。先週末に発表された中国の貿易収支では、2カ月連続で輸出額の伸び率が大幅鈍化したことも示されました。「世界の工場」と称される中国経済にとって、2カ月連続で輸出額の伸び率が大幅鈍化したことは、経済成長の致命傷ともなりかねないだけに、年初来高値付近まで上昇している非鉄金属銘柄や鉄鋼関連銘柄の多くが急落する可能性があります。そして、そうした急落に上海ゴムや東京ゴムが追随する可能性もあります。


ロンドン銅3カ月物の週足 (1)
ロンドン銅3カ月物の日足

 

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天然ゴム市場パート2

9月13日

天然ゴム市場パート2

 上海ゴムは、前場の寄り付き直後に2%高まで上昇しましたが、0.4%高まで失速して取引を終えました。上海鉄筋は、前場の寄り付き直後に1.9%高まで上昇しましたが、後場からマイナス転換となりました。

 中国の鉄鋼関連銘柄と非鉄金属銘柄は、先週6日から4営業日連続で全面安となりました。その後、昨日12日は全面高となり、本日の朝方も全面高となりましたが、本日後場から全面安となりました。

ここにきて中国の鉄鋼関連銘柄と非鉄金属銘柄が再び下落基調を強めてきただけに、上海ゴムの下落も時間の問題かもしれません。しかも、鉄鋼関連銘柄と非鉄金属銘柄の多くが先月下旬ごろから年初来高値付近で推移していることから、これまでの大幅上昇に対する調整安が始まる可能性もあります。

天然ゴム市場

9月13日

天然ゴム市場

 上海ゴムは、一時1万7000元の大台に乗せました。それに伴い、東京ゴムも230円台に乗せました。本日の中国の資源銘柄は、全体的に上昇しております。しかし、その多くが先月下旬ごろから年初来高値付近で推移しており、上値疲れも感じられます。

東京ゴムは、昨年9月からの4か月間で2倍以上となり大相場となりました。そして、1月下旬から大暴落となりました。そうした大暴落の反動により、6月中旬ごろから3カ月間ほどじり高基調を続けました。昨年9月から今年の8月までの東京ゴムは、まさに「激動の1年間」でした。東京ゴムは、「大暴騰→大暴落→自立修正高」を終えたことにより、しばらく方向性に乏しい展開となることも予想されます。それにより、値動きの面白そうな他の銘柄を探すことも一考かもしれません。

天然ゴム市場

9月12日

天然ゴム市場

 中国の資源銘柄の多くは、先週6日から4営業日連続で大きく下落しました。しかし、昨日の昼頃から下げ幅を縮小させ、突っ込み警戒も高まりました。そして、昨日の夜間取引では、資源銘柄が全体的に小幅高となりました。本日は、資源銘柄が全体的に小幅高で寄り付きました。

 先週末発表された中国の貿易収支では、中国の輸出額の伸び率が2カ月連続で大きく低下したことが示されました。「世界の工場」と称される中国経済にとって輸出額の伸び率の大幅鈍化は、経済成長の致命傷ともなりかねません。それも、2カ月連続で輸出額の伸び率が大幅鈍化したとなると、大きな問題です。しかも、鉄鋼関連銘柄や非鉄金属銘柄の多くが先月頃から年初来高値を更新しているのですから、元高の流れが反転しなければ、中国の資源銘柄全体が大きく下落する可能性が高まります。

昨日午後から少し元安の流れとなった事を好感し、資源銘柄全体が強含みに変化したようですが、元安の流れも昨日18時ごろから止まっております。

 本日からタイとインドネシアとマレーシアによる生産国会合が開催されます。そして、生産国会合の最終日となる15日の声明に注目が集まりそうです。7月の生産国会合では、天然ゴムの輸出削減策を年内実施することで合意されました。今回の会合では、輸出削減策の規模や開始時期について話し合われるようです。

 生産国会合で輸出削減策の開始時期や規模が発表されれば、天然ゴム市場ととって強材料となります。しかし、「木を見て、森を見ず」ということわざもあるように、ここでは、天然ゴムの個別材料にこだわるよりも、資源銘柄全体の「大局」を見定めることに集中するべきではないでしょうか。

天然ゴム市場パート4

9月11日

天然ゴム市場パート4

中国汽車工業協会が本日発表した8月の中国自動車販売台数は、前年同月比5.3%増の219万台となりました。前年同月比で4月は2.2%減、5月は0.1%減、6月は4.5%増、7月は6.2%増となり、8月が5.3%増です。

8月の中国自動車販売台数は、前月の伸び率を下回りました。また、元高が大きく進んだことにより、ホンダやトヨタ、日産、ゼネラル・モータースなどの輸入車の販売台数が大きく伸びたものの、その反面、輸入車に押されて中国国内メーカーの販売台数は芳しくなかったようです。それにより上海ゴムには少しマイナスの内容となったようです。。。。。。。。。。。。。。この続きは、会員の皆様に限定してメールにてお送りしております。

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中国の自動車販売台数

天然ゴム市場パート3

9月11日

天然ゴム市場パート3

この1年間での上げ幅は、ロンドン銅3か月物で約50%、ロンドン亜鉛3か月物で約46%、ロンドンアルミ3か月物で約38%です。そして、上海鉄筋で約82%です。鉄鋼関連銘柄や非鉄関連銘柄の多くは、トランプ大統領が掲げた1兆ドル規模のインフラ投資計画を受けて昨年10月~11月に大きく上昇しました。その後は小動きを続けておりましたが、中国経済成長の好調さが好感されて6月頃から再び大きく上昇しました。それによりロンドン銅3か月物が3年ぶりの高値水準まで上昇し、上海鉄筋が3年7カ月ぶりの高値まで上昇しました。

しかし、先週末に発表された中国の貿易収支では、輸入額の伸び率の大幅鈍化が2カ月連続で示されることになり、それまで上昇を続けてきた鉄鋼関連銘柄や非鉄金属銘柄が全面安となりました。中国のドルベースでの輸出額は、6月の前年同月比11.3%増に対して、7月が7.2%増、8月が5.5%増となり、4カ月前から続く強烈な元高基調に中国の輸出企業が苦戦していることが示されました。この元高基調が止まらなければ、中国の輸出額の伸び率の鈍化が更に悪化することになります。中国は、「世界の工場」とも呼ばれており、鉄鋼や非鉄金属の世界消費の3割強を占めます。中国の輸出企業が苦戦している環境では、中国の資源価格の下落基調は続きそうです。

元高基調は本日も続いており、対ドルで2年ぶりの高値水準にあります。ここで中国当局が為替介入を行えば、トランプ政権に為替操作の疑いを掛けられる恐れもあるだけに、中国当局も動きにくいようです。しかし、元高を放置すれば、中国経済成長が失速します。そして、中国の秋の党大会も迫っているだけに、中国当局にとって頭の痛い元高基調のようです。現在の元高基調の打開策が中国当局から示されるまでは、中国の資源銘柄全体に対して弱気な見方の継続も一考ではないでしょうか。


ロンドン銅3か月物の月足
ロンドン銅3か月物の週足

ロンドン亜鉛3か月物の月足
ロンドン亜鉛3か月物の週足

 

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