松永総研

北浜の虎と呼ばれた男

穀物

トウモロコシ市場パート2

9月4日

トウモロコシ市場パート2

 ハリケーン「イルマ」は、カテゴリー3の勢力を維持し、メキシコ湾の東端に位置するフロリダ半島先端に進路をとって北上しております。フロリダ半島先端の上空1万2000~4000メートルには、西から東に秒速約40mで流れる亜熱帯ジェット気流が有ります。これにより、フロリダ半島先端付近まで北上したハリケーンの多くがジェット気流に押し流されて東寄りに進路を変えます。ハリケーンの北上勢力が弱ければ、ジェット気流に大きく流されて米国へは上陸しません。しかし、北上勢力が強ければ、ジェット気流に少しだけ東側に流されて、ジョージア州~サウスカロライナ付近から上陸するパターンとなり、米穀倉地帯南部への水害をもたらす恐れもあります。ハリケーン「イルマ」とフロリダ半島までの距離がまだかなり遠いことから、今後のハリケーンの勢力と進路予想には注意が必要でしょう。

トウモロコシ市場パート2

9月1日

トウモロコシ市場パート2

 昨夜のシカゴコーン9月限(旧穀限月)は、寄付き直後に328.5セントまで下落して年初来安値を記録し、342.25セントまで大きく上昇して取引を終えました。昨夜のシカゴコーン12月限(新穀限月)も寄り付き直後に344.25セントまで下落して年初来安値を記録し、357.75セントまで大きく上昇して取引を終えました。ちなみに、昨年のシカゴコーンも8月31日に年初来安値を記録し、その後、6カ月間ほど上昇基調を続けました。そして、一昨年のシカゴコーンは、9月4日に年初来安値を記録しました。

 8月末になれば、米国産トウモロコシの成熟率が5~10%程度となります。そして、9月上旬頃から一部地域で収穫作業が開始されます。米国の穀倉地帯が広大であることから、穀倉地帯の北部と南部では、収穫期は1カ月ほどの差が生じます。収穫期直前となる8月末~9月上旬は、その年の作柄悪化を期待してきた強気投資家の失望売りが出やすい時期でもあります。そして、8月10日前後に発表される米農務省による需給報告がその年で初めての現地調査による発表であり、8月下旬に行われる民間調査会社主催による「クロップ・ツアー」も現地調査による発表であることから、共に信頼性が高いとされております。そうした信頼性の高いとされる8月の需給報告やクロップ・ツアーの結果が良好であれば、失望売りが本格化しやすくなります。そうしたことから、8月下旬~9月上旬に安値が出現しやすい傾向もあるようです。

 シカゴコーンは、7月下旬から小動きを続けておりましたが、米農務省から8月10日に発表された需給報告を受けて大幅下落となりました。その後はじり安基調を続けておりましたが、昨日の大幅高を受けてテクニカルが大きく変化しました。そして昨年と同様に8月31日に年初来安値を記録し、その直後から急騰したことも注目でしょう。
シカゴコーン9月限(新穀限月)の日足
シカゴコーン9月限の日足

シカゴコーン12月限(新穀限月)の日足
シカゴコーン12月限の日足

※チャートの情報提供元は(株)エムサーフです。チャートの著作権は、(株)エムサーフに帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、株式会社エムサーフは一切の責任を負いません。


トウモロコシ市場

8月24日

トウモロコシ市場

 昨夜のシカゴコーン12月限(新穀限月)は、前日比4.25セント安の355.75セントとなりました。クロップ・ツアー3日目の結果が少し嫌気され、前日までの下落基調の流れを継いだ下落となったようです。

 米民間穀物調査会社のプロ・ファーマー主催による産地視察のクロップ・ツアー参加者からは、「春の冷涼多雨型の天候による発芽不良や、夏の高温で穀粒形成に失敗した地域もある。今年は育成が遅く、作柄にばらつきがあり、現時点で最終的な生産高を予測するのは難しい。」とのコメントも伝わっております。本日がクロップ・ツアーの最終日となり、明日25日に最終結果が公表されます。

今年のシカゴコーンは、受粉期におけるホット&ドライ観測により受粉障害

が警戒され、7月にかなり上昇する場面がありました。しかし、今月10日の米農務省による需給統計発表で良好な作柄であることが示され、作柄悪化を期待してきた強気投資家の失望売りが強まりました。そして、今週月曜から始まった民間企業による現地調査を受けて、作柄悪化を期待してきた強気投資家の失望売りが更に加速しました。

 明日発表されるクロップ・ツアーの最終結果発表を受けて「弱材料の織り込み済み」となり、シカゴコーンが底入れ完了となる可能性もあります。「噂で買って、事実で売れ」という相場格言もありますが、今回のシカゴコーンに対しては、「噂で売って、事実で買い」という展開となるのかもしれません。
シカゴコーン12月限の週足
シカゴコーン12月限の日足

 

※チャートの情報提供元は(株)エムサーフです。チャートの著作権は、(株)エムサーフに帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、株式会社エムサーフは一切の責任を負いません。



トウモロコシ市場パート4

8月23日

トウモロコシ市場パート4

今年の米国産トウモロコシの1エーカー当たりの単収予想は169.5ブッシェル(8月10日の米農務省発表値)であり、1エーカー当たりの生産コストを683.88ドルで計算すると、1ブッシェル当たりの生産コストは、683.88ドル÷169.5ブッシェル=約403セントとなります。

シカゴコーン12月限が現在の360セントから生産コストとされる403セントまで約12%上昇すれば、現在の東京トウモロコシも12%(2520円幅)ほど上昇する可能性があります。東京トウモロコシが2520円幅動けば、1枚3万円の証拠金に対して、2520円×50倍=12万6000円ほどの値洗いが動く計算となります。

 天候相場では、作柄の改善などで生産コストとされる水準を大きく下回ることもあります。その反面、不作観測が高まれば、生産コストとされる水準を大きく上回ることもあります。過去10年間でシカゴコーンが8ドル台まで上昇したことが4回ありますが、その時は生産コストとされる水準を3ドルほど上回る場面もありました。それにより需給相場に突入すると農家の売り急ぎが強まって、ハーベスト・プレッシャーによる秋安相場に発展した経緯もあります。不作相場の時は、高確率でハーベスト・プレッシャーによる秋安相場が発生するようです。

 9月中旬を過ぎて需給相場に突入すると、生産コストへの意識が高まります。2014~2016年は、3年連続で豊作となり、この時期に生産コストとされる水準を大きく下回りました。しかし、需給相場に突入すると農家の売り渋りが強まって現物市場がひっ迫し、現物呼び出し相場に発展して秋高相場を形成した経緯もあります。現在のシカゴコーン12月限(新穀限月)は360セント付近、1ブッシェル当たりの生産コストは約403セントですから、今年は、高確率で農家の売り渋りによる現物呼び出し相場に発展すると考えるべきかもしれません。

トウモロコシ市場パート3「買いも一考か?」

8月23日

トウモロコシ市場パート3「買いも一考か?」

今年の米国産トウモロコシの1エーカー当たりの単収予想は169.5ブッシェル(8月10日の米農務省発表値)です。米国産トウモロコシの1エーカー当たりの生産コストを683.88ドルで計算すると、1ブッシェル当たりの生産コストは、683.88ドル÷169.5ブッシェル=約403セントとなります。1エーカー当たりの生産コストは、年によってあまり変化しませんが、1ブッシェル当たりの生産コストは、その年の単収によって大きく変化します。下記に2014~2017年の単収と1ブッシェル当たりの生産コストを記載しております。

2014年は171.0ブッシェルで約400セント

2015年は168.4ブッシェルで約406セント

2016年は174.6ブッシェルで約391セント

2017年は169.5ブッシェルで約403セント

 昨年と今年では、1ブッシェル当たりの生産コストは12セントほどの差が生じております。それでもシカゴコーン12月限(新穀限月)の昨夜の安値が昨年の最安値まであと1.5セントにまで迫ったのですから、ここが今年のシカゴコーンの最安値となる可能性もあります。それにより、東京トウモロコシに対する買いも一考ではないでしょうか。

トウモロコシ市場パート2「買い場到来か?」

8月23日

トウモロコシ市場パート2「買い場到来か?」

 シカゴコーンの昨夜の安値が360.0セントとなり、昨年8月31日の安値(358.5セント)まであと1.5セントに迫りました。今年の米国産トウモロコシは平年作見通しですが、それでも大豊作となった昨年の最安値まであと1.5セントにまで迫ったことは注目でしょう。

 添付しているシカゴコーン12月限(新穀限月)の週足を見ると、テクニカル的にダブルボトムを形成する可能性も高まってきたようです。

シカゴコーン12月限(新穀限月)の8月21日の安値が360.75セント、8月22日の安値が360.0セントとなり、2営業日連続で360セント付近まで下落しております。それに対して昨年は、シカゴコーン12月限が360セント付近まで下落したのは、8月30日~9月1日の3営業日だけでした。テクニカル的にここがシカゴコーンの買い場となる可能性もあるだけに、東京トウモロコシへの買いも一考ではないでしょうか。

 
シカゴコーン12月限の週足



 

※チャートの情報提供元は(株)エムサーフです。チャートの著作権は、(株)エムサーフに帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、株式会社エムサーフは一切の責任を負いません。


トウモロコシ市場パート3~4

8月22日

トウモロコシ市場パート3「鬼より怖い一文新値」

 東京トウモロコシは、昨日の夜間取引で2万750円まで下落し、4月24日に記録した年初来安値(2万840円)を90円割り込みました。そして、本日前場の寄り付き値(2万840円)も4月24日に記録した年初来安値を10円下回りました。しかし、13:15時点で2万1010円まで上昇し、今朝の安値から200円幅も上昇しております。

 昨日の夜間取引と今朝の寄り付き値で年初来安値を僅かに割り込んだことで、これまでの下落基調に対する達成感が高まったようです。「鬼より怖い一文新値」という相場格言もあり、以前の安値を僅かに下回ったところから上昇に転じると、。。。。。。。。。。。。。。この続きは、会員の皆様に限定してメールにてお送りしております。

無料メール情報会員の申し込みはココをクリックして申し込んでください。


8月22日

トウモロコシ市場パート4

 東京トウモロコシは、前場の寄付きは20円安でしたか、今朝からじり高を続け、14:45時点で330円高まで上昇し、今朝の寄り付きからの上げ幅が350円幅となりました。東京トウモロコシが350円幅動けば、350円×50倍=1万7500円となり、1枚3万円の証拠金に対して1万7500円分の値洗いが動いた計算となります。

 現在のシカゴコーンの新穀限月である12月限(363セント)が生産コストとされる水準(現在の単収予想では403セント付近)まで上昇すれば、価格が11%程上昇する計算となります。それにより現在の東京トウモロコシが11%幅上昇すれば、現在値(2万1180円)から2330円ほど上昇する計算となります。。。。。。。。。。。。。。この続きは、会員の皆様に限定してメールにてお送りしております。

無料メール情報会員の申し込みはココをクリックして申し込んでください。


トウモロコシ市場パート1~2

8月21日

トウモロコシ市場

 米民間穀物調査会社のプロ・ファーマー主催による産地視察の「クロップ・ツアー」が8月21から始まりました。21日のクロップ・ツアーでは、米国産トウモロコシのオハイオ州の単収が平均値を若干上回り、サウスダコタの単収が若干下回る内容となったようです。クロップ・ツアー1日目は、シカゴコーンに対して「ニュートラル」な材料となったようです。産地視察は24日まで行われ、25日に最終的なレポートが発表されます。

 米農務省が昨夜発表した8月20日時点での米国産トウモロコシの週間作柄・育成進展状況は、優良が1%上昇し、良好が1%低下する内容でした。米国産大豆は、標準が1%低下し、良好が1%上昇する内容でした。トウモロコシも大豆も作柄が前週より若干良くなったようです。

 収穫期を前にして草丈もかなり高くなり、根も深くまで伸びているので、多少の天候変化でも作柄はあまり変化しない時期となってきました。米農務省による今年初めての実施調査による需給統計も8月10日に終えました。あとは、民間調査による実地調査「クロップ・ツアー」の結果を待つところでしょうか。

昨年のシカゴコーンは、民間調査による実地調査「クロップ・ツアー」の結果を受けて5営業日続落となり、8月31日に昨年の最安値を記録しました。。。。。。。。。。。。。。この続きは、会員の皆様に限定してメールにてお送りしております。

無料メール情報会員の申し込みはココをクリックして申し込んでください。



8月22日

トウモロコシ市場パート2

 シカゴコーン12月限(新穀限月)は、昨夜の安値が360セントとなり、昨年の最安値(8月31日の358セント)まであと2セントに迫りました。シカゴコーン9月限(旧穀限月)も昨夜の安値が346セントとなり、昨年の最安値(8月31日の348セント)まであと2セントに迫りました。新穀限月と旧穀限月が昨夜の取引で共に昨年の最安値まであと2セントに迫ってきたことを受けて、昨年8月31日の安値とのダブルボトムが意識される水準となってきました。また、シカゴコーンの安値が8月16~18日が363セント、21日が360セントとなっており、下げ止まりの様相を呈してきたようにも感じられます。

 米農務省から昨夜発表された米国産トウモロコシの作柄状況は、前週より若干良くなりました。米コーンベルトでは、今週も雨が降り続くことが予想されており、更なる作柄改善も予想されております。それでも昨夜のシカゴコーンがほとんど下落しておらず、現在の東京トウモロコシは40円高付近で推移しております。今年の米国産トウモロコシは平年作程度の見通しですが、それでも大豊作となった昨年の最安値付近まで下落したことにより、現在のシカゴコーンは多少の弱材料には反応しなくなってきたのかもしれません。。。。。。。。。。。。。。この続きは、会員の皆様に限定してメールにてお送りしております。

無料メール情報会員の申し込みはココをクリックして申し込んでください。


シカゴコーンの日足
シカゴコーンの日足

※チャートの情報提供元は(株)エムサーフです。チャートの著作権は、(株)エムサーフに帰属しており、無断で使用(転用・複製等)することを禁じます。提供している情報の内容に関しては万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、株式会社エムサーフは一切の責任を負いません。


みんコモコラムアワード2015
ColumnAward 2015特別賞

「特別賞」を受賞しました

詳細はこちら
重要事項
通常取引を始めるにあたって
スマートCXを始めるにあたって
重要事項説明
取引開始基準
契約締結前交付書面
金融商品取引法に基づく開示
勧誘方針
個人情報保護法
反社会勢力へ対する基本方針
免責事項
*掲載される情報はサンワード貿易株式会社(以下弊社)が信頼できると判断した情報源をもとに弊社が作成・表示したものですが、その内容及び情報の正確性、完全性、適時性について、弊社は保証を行なっておらず、また、いかなる責任を持つものでもありません。
*弊社が提供する投資情報は、あくまで情報提供を目的としたものであり、投資その他の行動を勧誘するものではありません。
*本ブログに掲載される株式、債券、為替および商品等金融商品は、企業の活動内容、経済政策や世界情勢などの影響により、その価値を増大または減少することもあり、価値を失う場合があります。
*本ブログは、投資された資金がその価値を維持または増大を保証するものではなく、本ブログに基づいて投資を行った結果、お客様に何らかの損害が発生した場合でも、弊社は、理由のいかんを問わず、責任を負いません。
*投資対象および銘柄の選択、売買価格などの投資にかかる最終決定は、お客様ご自身の判断でなさるようにお願いします。
以上の点をご了承の上、ご利用ください
最新記事