松永総研

北浜の虎と呼ばれた男

穀物

トウモロコシ市場パート2

 シカゴコーンは、9月の米農務省による需給報告後からじり高基調が続いており、豊作相場特有の現物呼び出し相場の様相を呈しているようです。9月の米農務省による需給報告までの天候相場では、シカゴコーンが下落基調を強めたものの、その後の需給相場でじり高基調に転じたことは注目でしょう。天候相場では、「豊作=売り」という発想となっても、需給相場になると、「安値=農家の売り渋り」や「安値=消費者の消費意欲を刺激する」などと受け止められることも多く、天候相場と需給相場の考え方の違いに注意する必要もありそうです。

米国立観測所(NWS)内の気象予報センター(CPC)は13日、「赤道付近の太平洋で海面温度が低下するラニーニャ現象が数カ月以内に発生し、北半球で今秋から冬にかけて同現象が持続する可能性が高まった。」との見方を公表し、ラニーニャ現象の発生確率を50%から70%に引き上げました。一方、日本の気象庁が10月11日に発表したエルニーニョ監視速報では、「ラニーニャ現象が発生しているとみられる。今後冬にかけては、平常の状態になる可能性もある(40%)が、ラニーニャ現象が続く可能性の方がより高い(60%)。」との見方を公表しております。ラニーニャ現象が発生すると、南米で干ばつ被害が多発する傾向もあります。

米農務省が。。。。。。。。。。。。。。。この続きは、会員の皆様に限定してメールにてお送りしております
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シカゴコーンの日足
シカゴコーンの日足
東京とうもろこしの日足
東京とうもろこしの日足
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トウモロコシ市場

 CFTCから先週末に発表されたシカゴコーンにおけるファンドの売り越し枚数は、前週比2万4468枚減の636枚となり、7週連続で売り越しとなりました。 シカゴコーンにおけるファンドが売り越しに転じたことは、過去3年間で4回目となります。過去3回の売り越しに転じた時は、シカゴコーンが安値圏を形成した時でした。過去3年間のパターンでは、ファンドが売り越しから買い越しに転じた後にシカゴコーンが5ドル台にまで大幅上昇しております。10月11日時点で売り越し枚数が636枚にまで激減していることから、「ファンドが買い越しに転じるのは、時間の問題」と考えるべきかもしれません。
シカゴコーンのファンドポジション


トウモロコシ市場

 CFTCから先週末に発表されたシカゴコーンにおけるファンドの売り越し枚数は、前週比2万4468枚減の636枚となり、7週連続で売り越しとなりました。

 シカゴコーンにおける。。。。。。。。。。。。。。。。この続きは、会員の皆様に限定してメールにてお送りしております
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NY原油におけるファンドポジション
米オイルリグ数


トウモロコシ市場

 昨夜のシカゴ穀物市場では、単収見通しやファンドのポジションの整理によりシカゴコーンが上昇し、シカゴ大豆が下落しました。調査会社のFCストーンは、今年の米国産トウモロコシの単収見通しを従来の175.6ブッシェルから175.2ブッシェルに下方修正しました。そして、米国産大豆の単収見通しを従来の50.1ブッシェルから52.4ブッシェルに上方修正しました。

 9月27日時点でのファンドポジションは、シカゴコーンで4万6070枚の売り越し、シカゴ大豆で9万8470枚の買い越しです。シカゴコーンでは、ファンドの手仕舞いの買い戻しが活発化しており、シカゴ大豆では、ファンドの手仕舞い売りが活発化している模様。シカゴコーンとシカゴ大豆のファンドポジションによる内部要因の違いは注目でしょう。
シカゴのファンドポジション

トウモロコシ市場

 先週末のトウモロコシ市場は、米農務省による四半期在庫の発表に反応して上昇。米農務省は先週末、9月1日時点での米トウモロコシ在庫を17億5400万ブッシュエル予想に対して17億3800万ブッシェルと発表。また、9月1日時点での米大豆在庫を2億0100万ブッシェル予想に対して1億9700万ブッシェルと発表。米トウモロコシと米大豆の在庫が共に市場予想を下回りました。

カリブ海で発生したハリケーン「マシュー」は、9月29日時点での勢力はカテゴリー1でしたが、30日には最強勢力となるカテゴリー5にまで成長。現在はカテゴリー4の勢力で北上しており、10月5日頃にはフロリダ半島の東岸をかすめてサウス・カロライナ付近に上陸する見通しです。。。。。。。。。。。。この続きは、会員の皆様に限定してメールにてお送りしております
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トウモロコシ市場パート2

 米農務省が9月12日に発表した需給報告では、米国産のトウモロコシと大豆が過去最高の生産高見通しと発表されました。今年の米穀倉地帯は天候に恵まれ、トウモロコシや大豆、小麦、コメなど穀物全体が豊作見通しとなっております。9月12日の需給報告発表後からシカゴコーンとシカゴ小麦、シカゴ米は上昇に転じました。しかし、シカゴ大豆は、9月12日以降も下落しました。この原因は、内部要因によるところが大きいようです。

 9月上旬のシカゴコーンのファンドポジションは、売り越し枚数が6万枚付近まで膨らんでおりました。また、9月上旬のシカゴ小麦のファンドポジションは、売り越し枚数が11万枚付近まで膨らんでおりました。しかし、9月上旬のシカゴ大豆のファンドポジションは、買い越し枚数が13万枚付近でした。こうして9月上旬のファンドポジションを比べても、売り越し枚数が膨らんでいたシカゴコーンとシカゴ小麦に対して、シカゴ大豆は買い越し枚数が膨らんでいたのです。それにより、9月12日の需給報告発表後からは、売られ過ぎていたシカゴコーンやシカゴ小麦が上昇基調に転じ、買われ過ぎていたシカゴ大豆が下落することになったようです。

 9月20日時点でのファンドポジションは、シカゴコーンは3万5026枚の売り越し、シカゴ大豆は12万5216枚の買い越しです。シカゴ大豆のファンドの買い越し枚数は今でも12万5216枚も残っていることから、今後もポジション整理による手じまい売りにより上値の重い展開が予想されます。一方、シカゴコーンのファンドの売り越し枚数は今でも3万5026枚も残っていることから、今後もポジション整理による手じまいの買戻しで上値追いを続ける展開が予想されます。
シカゴコーンの日足
シカゴコーンの日足
シカゴ小麦の日足
シカゴ小麦の日足
シカゴ大豆の日足
シカゴ大豆の日足
シカゴ大豆とシカゴコーンのファンドポジション

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トウモロコシ市場「内部要因分析」

 テクニカル分析やファンダメンタルズ分析で見えないことが内部要因分析で見えてくることもあります。それだけに、シカゴコーンのファンドポジションの変化から内部要因を分析することも重要です。

 シカゴコーンのファンドの買い越し枚数が29~34万枚付近まで増加すると、シカゴコーンが天井圏となる傾向もあります。過去2年半でファンドの買い越し枚数が29~34万枚付近まで増加したことは4回あり、4回ともシカゴコーンが天井圏となりました。最近では、ファンドの買い越し枚数が6月14日に36万2525枚まで増加し、シカゴコーンが4.4ドル付近まで上昇して年初来高値を記録しました。

シカゴコーンのファンドの売り越し枚数が6~11万枚に達すると、シカゴコーンが底値圏となる傾向もあるようです。過去2年半でファンドの売り越し枚数が6~11万枚付近まで増加したことは4回あり、4回ともシカゴコーンが底値圏となりました。最近では、ファンドの売り越し枚数が9月6日に6万1230枚まで増加し、それと共にシカゴコーンが3ドル付近まで下落して年初来安値を記録しました。

 米農務省が9月12日に発表した需給報告では、米国産のトウモロコシと大豆が共に過去最高となる生産高見通しを発表しました。しかも米国産のトウモロコシと大豆は、昨年まで2年連続で豊作となっております。「過去最高の豊作見通し」&「3年連続で農作となる見通し」となれば、投資家心理が総弱気となり、ファンドの売り越し枚数が急増することになりましたが、それでもシカゴコーンは、9月12日の需給報告発表後からじり高基調を続けております。

 「千人が千人ながら弱き日には買え、万人強き日には売るべし」や「大衆は天井で強気し、底で弱気する」という相場格言もあり、投資家やファンドの大半が総弱気となるような場面では、ファンダメンタルズ的な材料に惑わされるよりも、内部要因を冷静に分析する方が良いのかもしれません。ここは、シカゴコーンのファンドポジションの変化に注目ではないでしょうか。
ファンドポジション

トウモロコシ市場

 米農務省が昨夜発表した週間作柄・育成進展状況では、米国産トウモロコシの収穫が前週比6%上昇の15%となり、平年の19%を下回りました。最近の米中西部の雨がちな天候で収穫作業が少し遅れているようです。この時期の米国産トウモロコシは、天候を見ながら収穫のタイミングを計ることになります。この時期は、長雨がもっとも怖いとされております。長雨でトウモロコシが倒れると大型のコンバインでは上手く収穫できないようです。また収穫する段階では水分が18%以下であることが望ましいとされております。長雨で穀粒の乾燥が遅れることになり、水分が高いまま収穫すると高温の乾燥機にかけたり、保管中の品質の劣化が進むことになります。米国産大豆の収穫は、前週比6%上昇の10%となり、平年の13%を下回りました。米国産トウモロコシの収穫は、10月中旬になれば最盛期を迎えます。

 収穫が進み、いよいよシカゴコーンが需給相場に突入といったところでしょうか。米農務省が9月12日に発表した需給報告では、米国産トウモロコシの生産高見通しが過去最高となったものの、シカゴコーンは9月1日からじり高基調を続けております。これは、相場格言でいうところの「豊作に売り無し」ということかもしれません。今年の米国産トウモロコシの生産コストが3ドル95セント付近となるので、現在の3ドル30セント付近では、農家の売り渋りが広がりそうです。また、シカゴコーンが7年ぶりの安値水準となり、消費者の消費意欲を刺激する可能性も高そうです。

 今年のシカゴコーンは、8月31日に3ドル01セントの年初来安値を記録し、その後はじり高基調を続けております。テクニカル的にも3ドルの大台抵抗が強いようです。売り渋る農家から現物をマーケットに呼び込むには、生産コストを少し上回る4ドル前半の値段が必要となるのかもしれません。
シカゴコーンの日足
シカゴコーンの日足
シカゴコーンの月足
シカゴコーンの月足

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