3月7日
前場市況3
NYダウ先物は、9時半ごろに440ドル安付近まで下落しましたが、11時時点で280ドル安付近まで戻しております。ドル円も9時半ごろに105.5円付近まで円高に進みましたが、11時時点で105.8円です。朝方は、コーン米国家経済会議委員長の突然の辞任を受けてリスクオフの流れが強まりましたが、時間経過と共にそうしたリスクオフの流れも沈静化し始めているようです。米国の鉄鋼とアルミの輸入国割合を考えると、トランプ大統領が鉄鋼に25%、アルミに10%の関税を課す方針を示したことは、今回の第7回NAFTA再交渉でカナダがあまり歩み寄りを示さなかったことを受けて、カナダへの米国との貿易交渉に歩み寄りを促進する「政治的駆け引き」ということかもしれません。