松永総研

北浜の虎と呼ばれた男

海外市況

海外市況&前場市況1

 昨夜のNYダウの電子取引は、ADP雇用統計発表を受けて1時間ほどで200ドル幅ほど上昇しました。その後、FOMC議事要旨の公表を受けて2時間で220ドル幅ほど下落しました。ADP雇用統計は、18.5万人増予想に対して26.3万人増となり、前月の29.8万人増を下回りました。市場予想を大幅に上回る雇用増加となったことが好感されました。しかし、FOMC議事要旨では、量的緩和により4.5兆ドル規模にまで膨らんでいるバランスシートの縮小に着手すべきだということが明らかとなり、米国株が下落に転じました。そして、FOMC議事要旨で米国株が割高な水準にあることを指摘していたことから、米国株に対する高値警戒が高まりました。更に、ライアン米下院議長が、「税制改革は、医療保険制度の見直し以上に時間を要する可能性がある。」と述べたことも米国株の下落要因となりました。

 昨夜のNYダウは前日比41ドル安で取引を終えましたが、高値から239ドルも下落して取引を終えております。ドル円も今朝3時頃から1円幅ほど円高に進んでおり、FOMC議事要旨の公表を受けてリスクオフの流れが強まってきました。
NYダウの日足
NY原油の日足

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トランプ・ラリーの行方

 トランプ米大統領は、今週16日に2018会計年度の予算教書を議会に提出する予定となっております。これまでトランプ大統領は、「国防費を540億ドル増額」以外の2018会計年度予算に対する数値目標を一切述べてこなかっただけに、トランプ大統領から提出される2018会計年度を受けて、米議会が2018年度予算の作成に難航することも十分考えられます。あくまでも米議会が歳入や歳出に関する予算関連法案を独自に作成して審議することになっており、ここで難航して、マーケットの雰囲気が一変することも十分考えられます。

トランプ大統領によるこれまでの39の公約に投資家の期待が先行し、昨年11月からの力強いトランプ・ラリーを形成したようです。しかし、米議会で2018年度予算の作成が始まれば、トランプ大統領がこれまで述べてきた39の公約の内、どれだけが実行可能で、どれだけが実行不可能かが表面化し、これまでのトランプ・ラリーの反動でリスクオフの流れが強まることも考えられます。今までのトランプ・ラリーが、「将来に対する期待先行」であれば、これからのマーケットは、2018年度予算教書の製作が難航するほどに、これまでの「トランプ政権への期待」が半減し、「厳しい現実」と向かいあうことになりそうです。今週16日以降は、トランプ米大統領からの2018年度予算教書の提出を受けてリスクオフの流れが強まることも考えられます。

海外市況&前場市況1

 昨夜のNY市場では、トランプ大統領発言を受けてリスクオンの流れが強まり、NYダウが118ドル高となり、ドル円が113円台にまで上昇しました。トランプ米大統領は9日、「これから2~3週間で税金という面では驚異的な何かを発表するつもりだ。」と述べました。この発言を受けてNYダウやS&P500種株価指数、ナスダック総合株価指数などが最高値を更新しました。また、トランプ大統領は9日、「これまで批判してきた日本の為替操作問題は、10日の日米首脳会談の優先議題ではない。」と述べたことを受けて、円安が進みました。一方、米上院の超党派議員は9日、トランプ大統領に対し、日本が不公平な自動車貿易と円安誘導実施していると訴え、是正を求めるように要望しました。昨夜のトランプ大統領発言を受けてリスクオンの流れが強まったものの、今夜の日米首脳会談に向けて不透明感も漂っているようです。

 ドル円は現在、113.5円付近まで円安に進みました。NY金の電子取引は、昨夜から20ドルほど下落し、1225ドル付近で推移しております。NY原油の電子取引は、昨日15:15比で60セント高となっております。9:23時点では、東京金7円安、東京白金13円高、東京原油640円高、東京ゴム1.6円安です。

海外市況

 昨夜のNYダウは、米大統領選後からの米国株の上昇をリードしてきた銀行株やインフラ関連となる工業株が失速したことで54ドル安となり、最高値の更新とはなりませんでした。それにより、前日まで上昇を続けてきた米10年債利回りも小幅低下となり、米大統領選後からのドル高基調も一息入れることになりました。ドル円は、昨日20時ごろに109.75円まで円安に進みましたが、現在は108.85円付近で推移しております。米大統領選後からの「次期政権への期待の加熱」も、ようやく落ち着き始めたようです。ただ、NYダウも米10年債利回りも共に高止まりとなっており、基調転換には至っていないようです。
NYダウの日足
NYダウの日足
米10年債利回り
米10年債利回り
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      海外市況&前場市況1

       昨夜のNYダウは、前日からのリスクオンの流れを引き継いで73ドル高となりました。アイルランドのブックメーカーによるクリントン氏勝利の確率は81.8%、トランプ氏勝利の確率は22%というオッズとなっており、ブックメーカーの大半が、「クリントン氏勝利の確率は75%以上」というオッズを示しております。7日に公表されたロイター&イプソスによる世論調査によると、クリントン氏勝利の確率は約90%となりました。クリントン氏有利との見方から、マーケット全体でリスクオンの流れが強まりました。FBIの公表により、クリントン氏のアキレス腱となっていた私的電子メール使用問題が緩和されたことを受けて、リスクオンの流れが強まり、NYダウが2日間で444ドルも上昇しました。

      本日8:00から、米大統領選の開票作業が開始されました。本日8:00からのNYダウの電子取引は、「60ドルほど上昇→60ドルほど下落→20ドルほど上昇」となっております。今朝からのNYダウの電子取引の値動きからは、「現時点では、米大統領選の行方は不透明」というところかもしれません。米大統領選の投票締め切りは、遅い州では、日本時間の13時頃となります。

      海外市況

        FBIのコミー長官は6日、米議会に書簡を送り、クリントン氏による国務長官時代の私的な電子メール使用について、犯罪に相当しないという結論に変更はないことを伝えました。それを受けて週明けの国内市場でリスクオンの流れが強まり、その後のNY市場でもリスクオンの流れが強まりました。昨夜のNYダウは、371ドル高となり、S&P500種株価指数も10営業日ぶりに上昇に転じました。また、リスクオンの流れから、NY金が1カ月ぶりの大幅下落となりました。

      米大統領選に対する最新の世論調査では、FBIの発表を受けてクリントン氏のリードが拡大傾向にあるようです。昨夜のNY市場の値動きを見る限りは、クリントン氏優勢を投資家が好感したようなリスクオンの流れが強まりました。

      昨日の日中取引で全面高となった中国の資源銘柄の多くは、その後の夜間取引でも。。。。。。。。。。。。。。。この続きは、会員の皆様に限定してメールにてお送りしております。
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      海外市況&前場市況1

       先週末のNY市場では、米大統領選に対する不透明感の高まりから、リスクオフの流れが強まり、NYダウが42ドル安の1万7888ドルまで下落して取引を終えました。また、S&P500種株価指数が1980年以来となる9営業日続落となりました。ドル円は、一時102.5円まで下落し、103円付近で取引を終えました。しかし、週明けの国内市場では、FRBからの報告を受けてリスクオンの流れが強まり、ドル円が104円付近で寄り付きました。NYダウの電子取引も200ドルほど上昇して寄り付きました。

       FBIは、クリントン氏が国務長官在任中に私用メールを使った問題で、新たに政府の重要機密情報を取り扱ったとみられるメールが見つかったため、10月28日より捜査を再開しました。それを受けてクリントン氏の支持率が低下し、クリントン氏とトランプ氏の支持率が拮抗しました。そうした米大統領選に対する不透明感が高まりから、米国株安やドル安&円高が進みました。しかし、FBIのコミー長官は6日、米議会に書簡を送り、クリントン氏による国務長官時代の私的な電子メール使用について、犯罪に相当しないという結論に変更はないことを伝えました。それを受けて、週明けの国内市場で、リスクオンの流れが強まった模様です。

       NY原油の電子取引は、今朝から50セントほど上昇しました。NY金の電子取引は、今朝から13ドルほど下落しました。ドル円も104円台に突入しております。今回のFRBからの報告を受けて、「クリントン氏有利」との見方が高まってきた模様で、本日の国内市場では、今朝早朝からリスクオンの流れが強まっております。S&P500種株価指数が1980年以来となる9営業日続落を記録した直後なだけに、しばらくリスクオンの流れが続くと考えるべきかもしれません。9:10時点では、東京金15円高、東京白金27円高、東京原油60円高、東京ゴム3.3円高となっております。

      海外市況&前場市況1

       昨夜のNY市場では、ISM非製造業景況指数(8月)が悪化したことを受けて米国の利上げ観測が後退し、ドル安・円高が進みました。昨夜発表されたISM非製造業景況指数(8月)は、55.5ポイント予想に対して51.4ポイントとなり、前月発表値の55.5ポイントを下回りました。2日に発表されたISM製造業景況指数(8月)が前月比3.2ポイント低下の49.4ポイントとなり、昨夜発表されたISM非製造業景況指数(8月)が前月比4.1ポイント低下の51.4ポイントとなったことで、米国経済成長に対する懸念か高まりました。2日に発表されたISM製造業景況指数(8月)が景気分岐点とされる水準(50ポイント)を5カ月ぶりに割り込み、ISM非製造業景況指数(8月)が6年ぶりの低水準となったことで、FF金利による米国の利上げ確率が大幅に低下しました。FF金利による9月の米利上げ確率が1週間前の34%から24%まで低下。12月までの米利上げ確率も1週間前の59%から51%まで低下しました。それによりドル円は、昨日15:15比2円10銭の円高となりました。また、大幅なドル安進行を好感して昨夜のNY金が大きく上昇しました。一方、昨夜のNY原油は、サウジアラビアのファリハ・エネルギー相発言を受けて急落。ファリハ・エネルギー相は、「現時点では、増産凍結の必要はない。」と述べました。

      9:55時点で、東京金14円安、東京白金6円高、東京原油990円安、東京ゴム2.9円安です。

      ISM製造業景況指数が2か月間で3.8ポイント低下し、ISM非製造業景況指数が2か月間で5.1ポイント低下しました。それら製造業と非製造業の景況指数が共に2か月連続で大幅低下したことにより、米国の経済成長に警戒が必要となってきました。

      ISM

      みんコモコラムアワード2015
      ColumnAward 2015特別賞

      「特別賞」を受賞しました

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