松永総研

北浜の虎と呼ばれた男

金市場

 中東や北朝鮮に対する地政学的リスクの高まりを受けて、昨日15:15比でNY原油の電子取引が80セントほど上昇した反面、NY金の電子取引は同水準で推移しております。しかも、ドル円が昨日15:15比で70銭ほど円高&ドル安に進んだことにもNY金の電子取引はほとんど反応しておりません。NY金は、強材料に反応できないほど地合いが悪化してきたと考えるべきかもしれません。

NY金は、先月中旬から50ドルほど上昇しましたが、この2週間ほどは横ばいを続けております。先週からの地政学的リスクの上昇にもほとんど反応しておらず、上げ渋りの状況を続けております。世界最大の金ETFであるSPDRゴールド・シェアの金現物保有量は、この5週間で845トン付近から838トン付近まで7トンほど減少しており、金投機熱が冷めているようにも感じられます。

金市場

 NY金の電子取引は、米軍のシリア空軍施設へのミサイル攻撃を受けて先週末7日の日本時間11時ごろに1271ドルまで急騰し、同日23時頃にも一時1272ドルまで上昇しました。しかし、先週末のNY市場の中盤あたりから急落し、現在は1254ドル付近で推移しており、米軍のミサイル攻撃前の水準まで下落しております。NY原油の電子取引は、中東での地政学的リスクの上昇に反応して一時1270ドル台まで上昇しましたが、その後、ドル高に圧迫されて下落しました。また、米国の国防当局者は、「今回のシリア軍施設へのミサイル攻撃は1度限り」と述べており、地政学的リスクの上昇は一時的との見方が多いようです。

 NY金の電子取引は、先週末に1272ドルまで上昇して5カ月ぶりの高値を付けてから急落したことを受けて、上昇トレンドが終了した可能性も出てきました。

 NY金におけるファンドの買い越し枚数は、前週比1万7616枚増の15万5436枚となり、3週連続で増加となりました。

 世界最大の金ETFであるSPDRゴールド・シェアの金現物保有量は、2月中旬に845トンまで増加したものの、その後は減少傾向を続け、4月7日時点で836.49トンです。NY金は、この3週間で70ドルほど上昇したものの、金ETFの現物保有量は減少傾向を続けていることから、最近の金市場は、「投機人気でNY金が上昇しているが、金現物需要は減退気味」となっているようです。それにより、3週間続いたNY金の上昇基調は長続きしないと考えるべきかもしれません。
金現物保有量

金市場

 米軍によるシリア政府の空軍施設へのミサイル攻撃を受けてNY金の電子取引は、11時ごろに1271ドルまで18ドルほど急伸しました。その後はじり安の展開となり、13:00時点で1264ドルです。ドル円も一時110円10銭まで80銭ほど円高に進みましたが、13:00時点で110円60銭です。

 生物化学兵器を使用したとして米軍によるミサイル攻撃が行われました。シリア政府がサリンを使用したとされておりますが、シリア政府はこれを否定しております。しかし、トルコの保健省は6日、「化学物質・サリンが使用されたことを示す証拠が検出された。」との声明を発表しました。WTOも同様な発表を行っております。米軍は、アサド政権を支援してきたロシアに告知してから今回のミサイル攻撃を行ったことから、米国とロシアとの関係悪化とはならないようです。米国のミサイル攻撃は、非人道的な生物化学兵器を使用したことに対する制裁でもあることから、地政学的リスクの高まりは一時的なものかもしれません。そうしたことを考えると、今回のミサイル攻撃が金相場の売り場を提供したことになるのかもしれません。

金市場

 NY金は、この2週間で50ドルほど上昇しました。それに対して東京金は、3週間ほど小動きを続けており、「NY金高」の強材料と「円高」の弱材料が対峙するパターンが続いております。今後、リ。。。。。。。。。。。。。。この続きは、会員の皆様に限定してメールにてお送りしております。
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金市場

 大方の予想通りにFOMCから利上げが発表されました。そして、FOMC声明では、2017年と2018年の利上げ回数の見通しを維持したことで、「利上げペースが加速する」との警戒が和らぎ、NY金の上げ足が加速しました。それと共に円高&ドル安の流れも加速しました。。。。。。。。。。。。。。。この続きは、会員の皆様に限定してメールにてお送りしております。
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NY金の日足
NY金の日足

東京金の日足
東京金の日足

 

 

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トランプ・ラリーの行方パート2「ヒンデンブルグ・オーメンが点灯」

 昨日の米国市場でヒンデンブルグ・オーメンが点灯したことも報告されております。ヒンデンブルグ・オーメンが点灯すると1か月間は有効とされ、80%弱の確率で5%以上の下落が起きるといわれております。1985年以降では、米株式市場が暴落した際は、いずれの場合もヒンデンブルグ・オーメンが現れたそうです。ヒンデンブルグ・オーメンとは、盲目の物理数学者であるジム・ミーカ氏が導き出したと言われるテクニカル的な株価暴落のサインとされております。1985年以降では、米株式市場が暴落した際は、いずれの場合も本シグナルが現れたそうです。

 ゴールドマン・サックスは、S&P500種株価指数が2400ポイントでピークに達し、年末までに2300ポイント付近まで下落するとの見通しを発表しました。S&P500種株価指数は、3月1日時点で2400ポイントの最高値を記録しており、米国株が天井形成を終えた可能性が出てきました。それに加えてヒンデンブルグ・オーメンの点灯により、ここは、米国株の急落に警戒するところかもしれません。

 トランプ大統領によるこれまでの39の公約に投資家の期待が先行し、昨年11月からの力強いトランプ・ラリーを形成したようです。しかし、米議会で2018年度予算の作成が始まれば、トランプ大統領がこれまで述べてきた39の公約の内、どれだけが実行可能で、どれだけが実行不可能かが表面化し、これまでのトランプ・ラリーの反動でリスクオフの流れが強まることも考えられます。トランプ米大統領は、今週16日に2018会計年度の予算教書を議会に提出する予定となっております。これまでトランプ大統領は、「国防費を540億ドル増額」以外の2018会計年度予算に対する数値目標を一切述べてこなかっただけに、トランプ大統領から提出される2018会計年度を受けて、米議会が2018年度予算の作成に難航することも十分考えられます。それを受けて米国株が急落に転じる可能性もあります。また、明日のFOMCも見逃せません。

 「ヒンデンブルグ・オーメンの点灯」や「ゴールドマン・サックスの米国株見通し」、「トランプ米大統領が提出する2018会計年度予算教書」、「15日のFOMCで利上げ発表の可能性大」などのファクターが米国株の下落を誘う可能性もあるだけに、これから米国株の下落を中心としたリスクオフの流れが強まれば、リスク志向の東京原油や東京ゴムに対する弱気見通しと、リスクヘッジ志向の東京金に対する強気見通しが注目かもしれません。

トランプ・ラリーの行方「ゴールドマンの見通し」

 NYダウは、昨年11月の米大統領選前の水準から3200ドル幅ほど上昇しました。そして、3月1日に2万1168ドルの最高値を付け、昨日時点で2万881ドルです。米国株を中心としたトランプ・ラリーの行方が注目されております。

ゴールドマン・サックスは、S&P500種株価指数が2400ポイントで

ピークに達し、年末までに2300ポイント付近まで下落するとの見通しを発表しました。S&P500種株価指数は、3月1日時点で2400ポイントの最高値を記録しており、昨日の取引を2373ポイントで終えました。ゴールドマン・サックスの見通しでは、「S&P500種株価指数は既にピークを付けた」ということになるようです。

 世界最大の投資銀行であるゴールドマン・サックスが、米国株に対して弱気見通しを発表してきたことは注目でしょう。これから米国株の下落を中心としたリスクオフの流れが強まれば、リスク志向の東京原油や東京ゴムに対する弱気見通しと、リスクヘッジ志向の東京金に対する強気見通しが注目かもしれません。
NYダウの日足

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金市場「利上げ翌日のアノマリー」

 米国が利上げを実施した翌日の安値が「NY金の買い場」となるアノマリーもあるようです。2015年のパターンでは、NY金は、10月から12月にかけて140ドルほど下落しました。そして、12月16日に利上げが発表され、その翌日がNY金の買い場となり、その後の2か月間でNY金が210ドルほど上昇しました。

 2016年のパターンでは、NY金は、10月から12月にかけて160ドルほど下落しました。そして、12月14日に利上げが発表され、その翌日がNY金の買い場となり、その後の1か月間でNY金が80ドルほど上昇しました。

 2016年と2017年に米国が利上げを発表した翌日のNY金は、共に下落しております。2015年12月16日に利上げが発表された時は、翌日のNY金が28ドルほど下落しました。2016年12月14日に利上げが発表された時は、翌日のNY金が34ドルほど下落しました。

 2015年や2016年のパターンを参考にすれば、NY金の「利上げ翌日のアノマリー」に注目かもしれません。明日15日のFOMCで利上げが発表されれば、翌16日のNY金や東京金の安値を拾うことも一考ではないでしょうか。


NY金の日足2

NY金の日足1

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みんコモコラムアワード2015
ColumnAward 2015特別賞

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